[Fischer's] 希望の光 短編集 Part.6

悲劇再び？！ ページ11

シルク side

まただ…

アンチを通り越した犯罪予告

『これ以上メンバーを出すなら、この世から消します』

最初はこんなの無視していた

だけど、最近同じ人から立て続けにコメントされている

A曰く、これだと脅迫罪にならないらしい

その罪で警察を動かすには、何月何日にこういうことをするとこうやって消しますっていう具体的なのがいるみたいだ

そういえば蓮が俺を消そうとしたこともあったな…あの時は事細かに情報が書かれてたっけ…

ということは、メンバー1人1人が気をつけないといけない

…俺が出来ることないのか…

俺のことを守ったAみたいに、今度は俺がメンバー全員を守る

そうなったら1番に俺が出ようと決めていた

そんなある日

俺とダホとモトキでネタの仕入れに行っていた

Aは仕事があるからって言って家に残った

…編集終わってんのに…何の仕事だろ…

モトキ「シルク？どうした？」

シルク「…ん？何でもねーよw」

ンダホ「何かあったなら言ってよ？」

モトキ「もしかしてあの予告のこと？」

シルク「まぁな…でもあれじゃ動くことも出来ねーからなぁ…」

モトキ「確実な情報が無いもんね…」

シルク「まじで1人でいるときは気をつけろよ？」

そんな話をしながら歩いていると前から男が来た

ぼーっと見てると何か異様な雰囲気を感じ、手元を見るとキラリと光っていた

男はモトキに向かって走り出したが、当の本人はまだ気付いていない

俺はモトキとダホを反対側に突き飛ばした

男「くそっ…」

シルク「てめぇか、あの予告は」

男「コメント見てんだなw…そうだ、俺だよ。メンバー誰でも良くてさ、本当は女のAを狙おうかと思ったんだけど、お前らがここを通ったから仕方なくなw」

シルク「ふざけんなよ…Aやメンバーには手を出すな。俺にしろ」

男「仲間思いも大概にすることだな…じゃあ遠慮なく…」

…どうする…避けられるけど、このままこいつが2人に手を出さないって証拠がない…

そんなことを考えてると反応が少し遅れた

やばいと思った時、どこからともなく足が出てきて男が倒れたかと思ったら、警察が取り押さえていた

A「シルク！大丈夫？間に合った？」

シルク「え…」

詳しく聞くと、俺達が出かけてる間にこの男は今からやることを呟いたらしい。その情報を手に入れたAとマサイが警察に通報して今に至る

本当に何事もなくて良かった
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あやかさん
リクエストありがとうございました！

柚子ティー→←誘拐？！

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