[Fischer's] 希望の光 短編集 Part.10

嫉妬の対処法 ページ11

A side

6月11日

朝はすごく晴れてて、気分が良かった

仕事もいつもより早く終わらせることが出来てた

A「でーきたっ！」

シルク「はやっw」

A「今日はなんかすんなり音ハメ終わったw そっちのテロップ入れ代わりにやるね！」

シルク「頼むわ、こっちのカット作業もやってくれても…」

A「それは、シルクの分ですw」

というふうにシルクにも驚かれるぐらいだ

お昼からは夜ごはんの用意をしようと買い物に出かけた

気分がとても良かったからグラタンでもみんなに作ろうと思った

ここで注目して欲しい…気分がとても良かったんだ…この時までは…

A「ただいまー」

シルク「おかえりー」

A「さっそくだけどご飯の用意しちゃうね！」

シルク「え？早くね？w」

A「ふふw 今日は気分がいいからAちゃんお手製のホワイトソースを使ったグラタンでも作ろうかなぁって思ってw」

シルク「うわ、まじで！？ 編集頑張ろw」

メンバーが来るから、具材を切って、多めのホワイトソースを作った

時間も余裕があるから、編集の続きをしようとリビングに戻ろうとした時、私の携帯の通知音がなった

お、メンバーがツイートしたのかなぁ？と思って開けると、そこにはシルクのツイートが

…しかも…あーりんの誕生日だから、ツーショットの写真付きで…

…はい…気分落ちました…

むぅ…そんなデレデレした顔のやつ載せなくてもいいじゃん…

みんなで撮ったやつもあるのに、なんでその写真を選んだのよ…

はぁ…本当に可愛いな…あーりん…

私なんか勝てない…

シルク「おーい、A」

A「な、何？！」

シルク「鍋、めっちゃグツグツいってるけど」

A「ふわぁぁぁ！」

…あっぶない…吹きこぼれるところだった…

A「シルク、ありが…？！」

振り返るとシルクが私の携帯を覗き込んでた

シルク「A…もしかして…w」

あぁ…気付かれた…

A「…なによ…なんでこの写真なのよ…」

シルク「ふはw」

A「なに笑ってんのよ！…これでも気分萎えてるんだから…」

シルク「いや、やっぱ嫉妬してるAも可愛いなぁって思ってw」

A「…可愛くないもん…」

シルク「あのしっかりしてるAが、俺のこと考えて嫉妬してんだぜ？めっちゃ可愛いw」

A「むぅ…気分萎えたから…ギュッてして…」

シルク「仰せのままに、お姫様w」

抱きしめてもらって少し気分が上がったAでした
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きぬたみさん
リクエストありがとうございました！

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