旅の始まり ページ10
A side
シルクさん、マサイさん、私の3人で歩き出すと長老さんに会った
『この村を故郷だと思っていい』この言葉に救われた気がした
長老「あと…これを持っていきなさい」
長老さんは私に剣を渡してきた
A「これは…」
長老「この世界には、剣や魔法、弓などを使って魔獣と戦っている。シルクや、マサイも剣を持っとるじゃろ?」
A「はい」
長老「武器は持つ人に力を与えてくれる。その力で2人はAさんを守ってくれるじゃろ。じゃが、この先何が起こるかなんて誰も分からん。」
そうだ…この先どうなってしまうかなんて…誰も…
私だって…皆さんを守る力があれば…
シルク「俺らは魔獣なんかに負けねぇ。いつだって仲間を守る」
長老「分かっておる。負けたらタダじゃおかんからの。…今、Aさんは何を思った?守る力が欲しいと思わんかったかの?」
A「…はい。守っていただけるのは嬉しいです。でも、私にも人を、仲間を守る力が欲しい。」
長老「この剣は、Aさんでも持てるように2人より軽く作ってある。それに、この剣の力を使いこなせるようになれば、仲間を必ず守れる」
マサイ「何か他の力でも付いてるんですか?」
長老「それは、Aさんの力がついたときのお楽しみじゃw」
A「本当に…何から何までありがとうございます」
長老「気をつけて」
A「はい!」
こうして私達は始まりの場所を出発した
シルク「さて…まず、どこから向かうか」
マサイ「え?向かう場所、決めてねーの?w」
シルク「だって、あの一瞬で地図を覚えれたわけねーだろw」
地図…この本の中…
A「…開けて…みますか?」
シルク「だなw」
マサイ「もうちょい躊躇しろってw」
シルク「いやだって、この本から魔獣が飛び出してくるのってAが力を使いこなせなかった時だろ?今、その力使わなくていいんだからさ、絶対大丈夫だろw」
マサイ「あ、そうかw」
…そう…だよね…
大丈夫だよね…開けるだけ…ただ、開けるだけ…
シルク「大丈夫、もし出てきたとしても倒してやるからさw」
A「…はい。では、開けます」
ふぅ…と息を吐いて、1ページ目を開けると、この前見た地図が浮かび上がっていた
それを見ると、ピンクに光っている大きめな都市があった
シルク「これって…ここに行けってことか?」
マサイ「めっちゃ主張してるし…」
A「あ、そういえば…」
首にかけてあったコンパス付きのロケットを開くと、こちらもピンクに光っていた
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とりぴー - 続きを楽しみにしてまーす!! (2022年12月28日 14時) (レス) id: 4971f20f39 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 続き楽しみにしてます! (2020年8月26日 16時) (レス) id: f70026b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 続き楽しみに待ってます! (2020年7月20日 16時) (レス) id: 826e70f5bd (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます!とても嬉しいです(´˘`*)これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - いつも読ませてもらってます!ほんとに大好きで、展開がいつもワクワクしてます!更新頑張ってください!応援してます! (2019年5月31日 23時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:canty | 作成日時:2019年5月16日 23時