過去と現在 ページ2
シルク side
村人「キャー!!」
村人「おい!こっちだ、逃げろ!」
村人「いや!お願い!子どもだけでも助けて!」
あの夏から数年経ち、魔獣との戦いは、より一層激しいものとなっていた
シルク「マサイ!こっちに数匹引きつけるから、残りやれるか?」
マサイ「いける!」
俺らは村を守るため日々鍛錬に励み、魔獣が現れた時には、1番にその場所に行って叩き潰していった
マサイ「お疲れ」
シルク「マサイもな…今日やられた人は?」
マサイ「2人…子どもは生き残った」
シルク「…そっか…」
マサイ「…」
シルク「大丈夫か?」
マサイ「…大丈夫、もう吹っ切れてるから」
マサイの親は魔獣にやられた
数年前、俺達が外で訓練を受け、家に帰ってる最中に村に魔獣が現れた
マサイの親は村人を逃がすために、最後まで避難経路を確保していたところを魔獣にやられた
俺達は急いで帰ったが間に合わなかったんだ…
もともと俺の親は病気で亡くなっていたから、俺が住んでいる教会にマサイも引き取られ、一緒に暮らし始め今に至る
シルク「…絶対に…根源を潰してやる…」
マサイ「…ん…」
シルク「あぁ!暗い空気は俺らに似合わねぇ!川でも行こうぜw」
あの頃から変わらず、訓練した後、魔獣を倒した後には川に行って水浴びをする
シルク「やっぱ気持ちーなw」
マサイ「毎回言ってんじゃん、それw」
シルク「まぁなw そう言えば、覚えてる?ここで女の子に会ったの」
マサイ「覚えてる。ちょうどこの時期だっけ…絶対に次の夏も来るから!って言って、それっきり音沙汰無しの子だろ?」
シルク「そうw …でもさ、俺、いつか会えるんじゃねぇかって思ってんだよね」
マサイ「今まで会えてないのに?」
シルク「…今年かもしれねぇし来年かもしれねぇ…けど、いつか必ずどこかで会える。そんな気がする」
マサイ「…お前が言うならそうなんだろうな…」
マサイ・シルク『お前の勘は当たるからw』
シルク「ふはw」
なぜだか分からない
けれどまた、あのあどけない笑顔で俺達の前に姿を現す…そんな気がしてならなかった
マサイ「さ、そろそろ帰るか!今日はシルクが飯当番だろw」
帰る支度を始めた時、ドサッという音が聞こえた
シルク「何か聞こえたくね?」
マサイ「…魔獣か?」
シルク「いや…人が倒れるような音…」
音が聞こえた方向に向かい、草むらをかき分け、森に少し入ったところに出ると、女の子が倒れていた
シルク「?!…おい!大丈夫か!」
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とりぴー - 続きを楽しみにしてまーす!! (2022年12月28日 14時) (レス) id: 4971f20f39 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 続き楽しみにしてます! (2020年8月26日 16時) (レス) id: f70026b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 続き楽しみに待ってます! (2020年7月20日 16時) (レス) id: 826e70f5bd (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます!とても嬉しいです(´˘`*)これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - いつも読ませてもらってます!ほんとに大好きで、展開がいつもワクワクしてます!更新頑張ってください!応援してます! (2019年5月31日 23時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:canty | 作成日時:2019年5月16日 23時