検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:19,797 hit

過去と現在 ページ2

シルク side

村人「キャー!!」

村人「おい!こっちだ、逃げろ!」

村人「いや!お願い!子どもだけでも助けて!」

あの夏から数年経ち、魔獣との戦いは、より一層激しいものとなっていた

シルク「マサイ!こっちに数匹引きつけるから、残りやれるか?」

マサイ「いける!」

俺らは村を守るため日々鍛錬に励み、魔獣が現れた時には、1番にその場所に行って叩き潰していった

マサイ「お疲れ」

シルク「マサイもな…今日やられた人は?」

マサイ「2人…子どもは生き残った」

シルク「…そっか…」

マサイ「…」

シルク「大丈夫か?」

マサイ「…大丈夫、もう吹っ切れてるから」

マサイの親は魔獣にやられた

数年前、俺達が外で訓練を受け、家に帰ってる最中に村に魔獣が現れた

マサイの親は村人を逃がすために、最後まで避難経路を確保していたところを魔獣にやられた

俺達は急いで帰ったが間に合わなかったんだ…

もともと俺の親は病気で亡くなっていたから、俺が住んでいる教会にマサイも引き取られ、一緒に暮らし始め今に至る

シルク「…絶対に…根源を潰してやる…」

マサイ「…ん…」

シルク「あぁ!暗い空気は俺らに似合わねぇ!川でも行こうぜw」

あの頃から変わらず、訓練した後、魔獣を倒した後には川に行って水浴びをする

シルク「やっぱ気持ちーなw」

マサイ「毎回言ってんじゃん、それw」

シルク「まぁなw そう言えば、覚えてる?ここで女の子に会ったの」

マサイ「覚えてる。ちょうどこの時期だっけ…絶対に次の夏も来るから!って言って、それっきり音沙汰無しの子だろ?」

シルク「そうw …でもさ、俺、いつか会えるんじゃねぇかって思ってんだよね」

マサイ「今まで会えてないのに?」

シルク「…今年かもしれねぇし来年かもしれねぇ…けど、いつか必ずどこかで会える。そんな気がする」

マサイ「…お前が言うならそうなんだろうな…」

マサイ・シルク『お前の勘は当たるからw』

シルク「ふはw」

なぜだか分からない

けれどまた、あのあどけない笑顔で俺達の前に姿を現す…そんな気がしてならなかった

マサイ「さ、そろそろ帰るか!今日はシルクが飯当番だろw」

帰る支度を始めた時、ドサッという音が聞こえた

シルク「何か聞こえたくね?」

マサイ「…魔獣か?」

シルク「いや…人が倒れるような音…」

音が聞こえた方向に向かい、草むらをかき分け、森に少し入ったところに出ると、女の子が倒れていた

シルク「?!…おい!大丈夫か!」

大切な記憶→←あの日の出会い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
設定タグ:Fischer's , フィッシャーズ , シルクロード   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

とりぴー - 続きを楽しみにしてまーす!! (2022年12月28日 14時) (レス) id: 4971f20f39 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 続き楽しみにしてます! (2020年8月26日 16時) (レス) id: f70026b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 続き楽しみに待ってます! (2020年7月20日 16時) (レス) id: 826e70f5bd (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます!とても嬉しいです(´˘`*)これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - いつも読ませてもらってます!ほんとに大好きで、展開がいつもワクワクしてます!更新頑張ってください!応援してます! (2019年5月31日 23時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:canty | 作成日時:2019年5月16日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。