未来透視 ページ28
A side
先程、戦っていた場所から少し離れたところまで来た
A「…ぺけたんさん?」
ペケ「…どうして君がここに来たのかな?権利者さん」
A「どうして…そのことを…」
この街に入ってからは、あの本のことを一切話していないし、外にも出していない
ペケ「あれ?言わなかったっけ…俺は未来が見えるんだよ。君がこの街に向かってることくらい俺は分かっていた。いくら魔獣を送っても君たちはこっちに向かってくるからさぁ」
A「だから、あの魔獣は空を飛んでたのですね…」
ペケ「どうせ何しても街に入ってくるなら、俺がこの手で消してあげようと思って」
A「ぺけたんさんは何者なんですか…魔獣達の仲間なんですか!」
ペケ「あんなやつらと一緒にしないでくれる?俺の出す魔獣は君しか狙わないし、俺はこの街を守る、それだけだ。そのためなら何でもする。だから、世界を破滅させる君を今ここで消す」
A「世界を破滅?」
ペケ「そうだよ。この世界に未来なんてものは存在しない。だって、君が壊すんだからね」
A「…そんな…」
ペケ「だったら、その根を潰す」
そう言ってぺけたんさんは魔法を唱え、私を近くにあった木に押し当てた
A「動け…ない…」
どうしよう…シルクさん達との距離は遠いし…このままじゃ…
ペケ「どうせあの本は君が持ってるんでしょ?そのまま焼き尽くしてあげるよ」
A「私がいなくなっても魔獣の進行は止めれません!」
ペケ「そうだよ?世界が破滅する未来は変えられない。だから少しの悪あがきだよ…もうそろそろいいかな?…さようなら」
お願い!私の剣!
私のために、世界のために力を貸して!
ぺけたんさんが魔法を唱えると、光の矢のようなものが私に飛んでくるのが見えた
その時、剣がオレンジに光るのを体の中で感じ、今だ!と思った瞬間に鞘から引き抜いて、矢を切り裂いた
ペケ「なっ…」
A「私がここにいる理由は世界を破滅に向かわせるためじゃない!」
ペケ「くそ!」
何度も魔法を唱え矢を放つが、全て剣で切り裂いて行った
ペケ「こんな未来なんて知らない…」
A「未来なんて変える!変えてみせる!」
この戦いに引き寄せられたのか、何体か魔獣が集まってきた
A「世界を破滅になんて向かわせたりしない!」
すると、本が光だし私の服の中から飛び出して勢いよく開いたかと思うと、眩い光が辺りを照らし魔獣を吸い込んだ
そして光は消え地面に落ちると共に、私はそのまま倒れた
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とりぴー - 続きを楽しみにしてまーす!! (2022年12月28日 14時) (レス) id: 4971f20f39 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 続き楽しみにしてます! (2020年8月26日 16時) (レス) id: f70026b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 続き楽しみに待ってます! (2020年7月20日 16時) (レス) id: 826e70f5bd (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます!とても嬉しいです(´˘`*)これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - いつも読ませてもらってます!ほんとに大好きで、展開がいつもワクワクしてます!更新頑張ってください!応援してます! (2019年5月31日 23時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:canty | 作成日時:2019年5月16日 23時