自分の仕事 ページ10
ンダホ side
シルクの家に着いた。Aさんを車からそっと降ろして、部屋まで連れていく。
本当にあの時、シルクが間に合って良かった。
人が消えてしまうかもしれない場面に初めて立ち会った。怖くて、震えて、みんなに伝えることしか出来なかった。
もちろん走っても俺が間に合うわけは無くて、いったい俺は何をしてるんだろうという感に襲われていた。
ンダホ「Aさん、シルクの布団に寝かせたよ」
シルク「ありがとう」
Aさんの顔を見ると、今まで何回か会ったことあるけど、疲れきった顔をしていた。クマもひどいし、やつれていた。
シルク「ダホ…今日は本当にありがとうな」
ンダホ「え?…俺、何かしたっけ…」
シルク「ん?…Aさん見つけてくれた」
ンダホ「見つけてくれたって…みんなに伝えただけで…」
シルク「ダホが見つけてなかったら、伝えるのが遅かったら…Aさんはいなくなってた。走るのが間に合わなくてもいいんだよ。人それぞれに、それぞれの仕事がある。ダホは、ダホにしか出来ないことをした。本当にありがとな。」
ンダホ「シルク…」
俺は、シルクの言葉で胸につっかえてたものがスっと下りた気がした。やっぱりリーダーだと実感してた泣きそうになった時に…
シルク「まっ、Aさんの受け売りだけどなw」
ンダホ「…シルクの言葉じゃないんかいw」
まさかの、Aさんの言葉だったw
出そうだった涙が引っ込んだw
シルク「さぁ、Aさんが目を覚ますまでみんなで作戦会議でもしますか」
ンダホ「おう」
リビングに戻って、みんなで話し合いを始めた
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canty(プロフ) - 和世さん» こちらこそありがとうございます!これからもよろしくお願いします(´˘`*) (2019年8月15日 21時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
和世 - リクエストに答えて頂きありがとうございます! これからも楽しみにしながら待ってます! (2019年8月12日 9時) (レス) id: c4a9e12989 (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミナミさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月17日 21時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ - 早く続きみたい!!なんか進展していく感じがたまらなく好き!こういう系好きなのでこれからも頑張ってくださ! (2018年6月16日 20時) (レス) id: 62ab87529d (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - はらさん» 申し訳ごさいません。編集の際に誤ってオリジナルフラグにチェックを付けてしまっていたようです。今は、もう外しております。ご報告ありがとうございます。確認を怠らないようにしたいと思います。 (2018年6月14日 23時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:canty | 作成日時:2018年6月11日 19時