何で私を生かしたの? ページ8
A side
誰かに腕を掴まれ後ろに引っ張られた拍子に、砂に足をとられ、そのまま倒れそうになった。
頭をぶつけるかと思って瞬時に目をギュッと瞑ったけど、痛くない。
?「…セーフ…」
誰かの声が頭の後ろで聞こえた。それと同時ぐらいにバッシャーンという誰かが海に突っ込んだような音がした。
?「シルク!!」
…何で知り合いの名前が聞こえるんだろ…私の居場所なんて誰も知らないはずなのに…
?「大丈夫、大丈夫w 勢い余って海に突っ込んだだけw Aさんは?無事?」
?「頭打ってないはずだよ、ギリギリだったけど…」
この声…知ってる…何で?…私は消えようとしてたはずなのに…
?「さすが、モトキ」
瞑っていた目を開けた。
シルク「Aさん!」
A「…シルク…くん?…あ…あれ…Fischer'sの皆さん…何で…」
シルク「何でじゃないですよ!こんなところで何してるんですか!」
A「…何してるって…私…生きてるの?…」
モトキ「生きてますよ。」
ザカオ「間に合って本当に良かったです。」
ペケ「俺達、びっくりして止めなきゃって。ンダホなんて顔が…」
A「何で…」
ペケ「え?」
A「何で止めたんですか!!」
シルク「…!」
A「何で私を生かしたんですか!」
マサイ「何でって…」
A「あのまま放置しておいてくれたら、皆さんが私を見つけなければ、私は人間をやめれたのに!どうして楽にさせてくれないんですか!何で、何でこの汚い世の中で私を生かすんですか!」
ンダホ「…A…さん…どうしちゃったの…」
A「どうしたもこうしたもないです!これが本当の私、これが私のあるべき姿。こうあるべきだった…全てを間違えた…」
ダーマ「全てを間違えた?」
A「…もういいんです…もう放っておいて!」
目の前にいたシルクくんをどかして先に進もうとしたけど、また強い力で腕を掴まれた
A「痛い!離して!」
シルク「離さない…」
A「離してって!」
シルク「離さないって!」
A「何で…!」
シルク「当たり前だろ!この手離したら先に進もうとするだろ!何で目の前でAさんがいなくなるところ見なくちゃいけねーんだよ!」
A「だったら見なければいい…!」
シルク「そういうことじゃねーんだよ!いつも助けてくれたAさんを放置なんか出来るわけねーだろ!落ち着けよ!」
意味がわからない、私は落ち着いてる。
それでも離れようとしたら、みぞおちに激痛が走り、そこで意識を手放した。
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canty(プロフ) - 和世さん» こちらこそありがとうございます!これからもよろしくお願いします(´˘`*) (2019年8月15日 21時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
和世 - リクエストに答えて頂きありがとうございます! これからも楽しみにしながら待ってます! (2019年8月12日 9時) (レス) id: c4a9e12989 (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミナミさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月17日 21時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ - 早く続きみたい!!なんか進展していく感じがたまらなく好き!こういう系好きなのでこれからも頑張ってくださ! (2018年6月16日 20時) (レス) id: 62ab87529d (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - はらさん» 申し訳ごさいません。編集の際に誤ってオリジナルフラグにチェックを付けてしまっていたようです。今は、もう外しております。ご報告ありがとうございます。確認を怠らないようにしたいと思います。 (2018年6月14日 23時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:canty | 作成日時:2018年6月11日 19時