[Fischer's] 希望の光

最後の挑戦 ページ37

シルク side

すげぇコースだな…

足と手をジワジワ痛めつけてくる…

で、最後にあれが待ってるんだろ？そりゃみんな落ちるし、疲れてなくても辛いわ

よくAも付いてきてる。

俺と毎日ランニングしてるけど、しっかり付いてきてるもんな…

くそ…手が痛いわ…皮むけてるし…

A「待ってもらってごめんね」

シルク「大丈夫、撮影しながらなんだからw」

A「…あ、ちょっと待って…今のでテーピングズレたよね？最後行く前に軽くだけど巻き直しとくね」

シルク「ありがとw」

本当によく見てるよな…何で今のでズレたなんて分かんだよw

シルク「疲れてないか？」

A「大丈夫だよ」

シルク「本当に？w」

A「あと最後のとこだけだもん、頑張る…それにこのカメラをちゃんとマサイ君に届けなきゃ。ここにはシルク君やみんなの勇姿が詰まってる。リスナーさんにも届けなきゃ。」

シルク「…そうだな…よし、最後やるかw 俺が達成したら必ずAもだからな？2人でここ越えてやろうぜw」

A「うん」

何でこんな自分がしんどい時もリスナーとか、メンバーのことなんだよ…本当にマネージャーというか、そういう仕事が天性なんだろうな…

最後のところの前まで来た。

うわぁ…やっぱすげぇ…

俺はAの手をギュッと握った。

シルク「…行ってくるな。Aも絶対付いてこい。」

そう言って俺は１歩目を踏み出した。

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