検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:356,086 hit

精神統一 ページ35

シルク side

Aが撮影をするって言ってきた。

俺は呆気にとられてたし、みんな心配そうにしてた。

これが何か変わるかもっていう予感だったんだ…

A「私に1分時間ちょうだい。」

シルク「分かった。」

分かったって言ったものの、何するんだろうと思ってAを見てた。ほかのやつらも頭の上にハテナマーク付けたような顔をしてた。

そうするとAは、背筋を正して目をつぶり深呼吸しだした。

…あっ…俺…これ見たことある…

あのグループでライブに出るって言った時に、Aが裏で凄く緊張してた。自分の辛いことなんて他の人に全く言おうとしないから、この日までずっと溜めてたんだろう。声をかけられなかった俺は見守り続けるしかなかった。本番まであと少しって時に背筋を正し目をつぶって精神統一し、最後に自分の顔を叩いていた。その瞬間に、目の色が変わった気がした。

あの時と同じだ…

ンダホ「…ねぇ…Aちゃん何してるの…」

シルク「多分、精神統一。俺、これ見たことあるかも…」

マサイ「精神統一か…」

シルク「あいつの目見とけ。色が変わる。」

モトキ「目の色?」

みんながAに聞こえないように話しかけてくる。俺は詳しいことは言わずに、Aの目の色見とけということだけ伝えた。

1分経った。Aが少しづつ目を開けていく。

…ほら…やっぱり…

あの不安でいっぱいで怖くてたまらないっていう目が、出来る・やりきる自信しかないっていう目に変わっていた。

…みんな驚いている。言葉も出ない感じか…だってこの目、グループで動画出てた時の目だ。

シルク「…いけるか?」

A「…行く。いける。」

シルク「無理してないか?」

A「してない。これは自分で超える。シルク君は私が撮る」

この目を見たらもう止めることは出来なかった。みんなも出来なさそうだ。

シルク「じゃあ、俺のことAに任せたw」

マサイ「シルクのことしっかり撮ってきてw」

ンダホ「怪我しないように気をつけてね!」

モトキ「Aちゃんも帽子被っておきなさいw」

ここまで来たら進むしかない。だったら、ここで思い出作りするとともに、名前を残す。

…そして、Aも自分で壁を乗り越えるきっかけになれば…

そういった思いで分かれ道まで進んでいった。

自信の付け方→←超えなきゃいけない壁



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (85 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
395人がお気に入り
設定タグ:Fischer's , フィッシャーズ , シルクロード   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

canty(プロフ) - 和世さん» こちらこそありがとうございます!これからもよろしくお願いします(´˘`*) (2019年8月15日 21時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
和世 - リクエストに答えて頂きありがとうございます! これからも楽しみにしながら待ってます! (2019年8月12日 9時) (レス) id: c4a9e12989 (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミナミさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月17日 21時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ - 早く続きみたい!!なんか進展していく感じがたまらなく好き!こういう系好きなのでこれからも頑張ってくださ! (2018年6月16日 20時) (レス) id: 62ab87529d (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - はらさん» 申し訳ごさいません。編集の際に誤ってオリジナルフラグにチェックを付けてしまっていたようです。今は、もう外しております。ご報告ありがとうございます。確認を怠らないようにしたいと思います。 (2018年6月14日 23時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:canty | 作成日時:2018年6月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。