君を大好きだ (ページ15)

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あなたside

東京に来て大学に友達もできてなんとか都会の生活に慣れてきた

でも1度たりとも宏くんのことを忘れたことなくて、頭の片隅にいたんだ。

忘れれなかった。

でも、宏くんから卒業するって決めた以上、連絡してたら自分がダメになってしまいそうで連絡をしてなかった。

でも、8月になってから体の調子が悪いわけでもないのに、体が重くて学校に行けなくなった。

毎日、行ってないんじゃなくて行けるはしっかり登校した。

いいタイミングで夏休みに入ったから留年にとかにはならなかったけど、その夏は地元に帰ることが出来なかった。

夏休みも体が重かったり気持ちが沈むことが多くなって部屋に引こもることが多くなった。

「宏くん、助けて...」

そんなこと言っても大好きな守ってくれる宏くんはもう近くにいない。

夏休みが終わるくらいには体調も戻って学校には通えるようになった。

「A、大丈夫だったの？夏休みずっと体調悪かったんでしょ？」

「遥ありがとう～。多分夏バテとホームシックが重なっただけ、もう回復済み。」

私は大したことないって思ってた。