ま ページ13
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突然、慌ただしくなった病室
だがそこには
君の笑顔も、優しい声も、温もりも。
何処にも残っていない。
そんな現実を受け止めきれず
ただただ呆然と
その場で立ち尽くすことしか出来なかった
そんな時、ふと肩をトントンと叩かれ
そっと後ろを振り返った
すると、後ろにはこの病院の看護師さんが立っていた。
看「…今、少し大丈夫ですか？」
こ「…はい。」
看「こちら、Aさんが事故現場で大事そうに握っていたそうです。」
こ「!?……っっ…こ…れ……」
そこにはお揃いで付けていた2つのペンダントがあった。
ボロボロになったチェーンが
彼女が感じた痛みを表しているかのようで胸が痛くなった
看護師さんから受け取り、そっと開くと
その中には、2人の初デートの時の写真が入っていた。
こ「……これっ……僕のっ………」
あの時に投げた、僕のペンダントだ。
僕が自室に篭った後、わざわざ拾って持ってたのか。
そんなことを考えると、
彼女の優しさに涙が溢れそうになった。
それと同時に、
酷く自分が情けなく思えた。
そして、同じ柄のもう1つのペンダント。
今まで、君が頑なに拒んで
1度も中身を見せてくれなかった。
この時、初めてみる中身。
ゆっくりとペンダントを開くと
そこには
こ「っ……あいつ……ｸﾞｽｯ」
4歳の頃に君と初めて行った星ノ宮の村で
真っ青な空に向かって
僕が精一杯手を伸ばしている写真が入っていた。
こ「こんなのまだ持ってたのかよっ…」
看「そして、もう1つがこちらです。」
ゆっくりと看護師さんの方に視線を移すと
そこには酷く形が歪んだ白い箱
それを受け取り、ゆっくりと開けたら
中に入っているのはぐしゃぐしゃになったケーキ
その真ん中には割れたホワイトチョコレートが散らばっていた。
全ての破片を手に取り、1つずつくっつけていくと
そこには
こ「……っっ……A………なんでっ……ｸﾞｽｯ」
Happy Birthdayの文字が印刷されたチョコレートの真ん中に
水色のチョコペンで
" 大 好 き で す 。 "
と書かれていた。
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る こ 。(プロフ) - kotaさん» お返事遅れてしまいすみません汗 そんな風に言って頂けて本当に嬉しいです…！ありがとうございます( > < )これからも頑張ります！ (2021年4月15日 17時) (
レス) id: 4c135e03fd (このIDを非表示/違反報告)
kota - 作者さんが描くお話は涙でます。それぐらい感動します！これからも頑張って下さい、応援してます！ (2021年4月11日 1時) (レス) id: a26d65cb38 (このIDを非表示/違反報告)
る こ 。(プロフ) - あみてぃー*さん» ありがとうございます(> <)ほんとですか…！！伸びることを期待しときます笑 (2021年3月31日 18時) (レス) id: 4c135e03fd (このIDを非表示/違反報告)
る こ 。(プロフ) - NaNaさん» ありがとうございます(><)そう言って頂けて嬉しいです！沢山泣いちゃってください！((( (2021年3月31日 18時) (レス) id: 4c135e03fd (このIDを非表示/違反報告)
あみてぃー*(プロフ) - うわぁ・・・、凄いいいお話ですね、、！！最高でした！･･･絶対伸びる(確信) (2021年3月26日 12時) (レス) id: 44dafb3df2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：る こ 。 | 作成日時：2021年3月17日 18時
