嘘告から始まった恋でした。【青】

偽物の恋46 ページ47

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さとみside




最近、Aの様子がおかしい。


笑わないのもそうだけど




話しかけても無視するし


朝は迎えに行っても家にいないし


帰りに誘おうとしたら逃げるように帰っていく




こんな状態が先週から続いている




…………絶対になにかおかしい




それにもう1つ問題がある




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お昼休み。


一緒にお弁当を食べようとAのもとにいく


今日もダメかな………




さ｢A！！｣


名前を呼ぶと一瞬びくっとしたが下を向いたまま1人でご飯を食べ始める


さ｢A 麗｢さとみさまぁ！｣…なに？｣




Aの席まで行こうと近づいた時

いかにもぶりっ子な感じの女に服の袖を掴まれた




…でた。俺の苦手なタイプ




麗｢あの…よかったら一緒にお弁当食べませんかぁ？

私、さとみ様の分も作ってきたんです！！｣


さ｢いや、俺自分で作ってるから｣


麗｢そうなんですかぁ！！

カッコよくて運動もできてお料理まで出来るなんて…！

流石さとみ様ですね！｣


その呼び方…気持ち悪


麗｢あの…なら私が作ってきたお弁当とさとみ様のお弁当交換しませんか！？｣


さ｢はっ？｣


麗｢せっかくさとみ様に作ってきたので食べて欲しいんです！｣


いや、頼んでねえし

それに…


さ｢俺は、Aと 麗｢さとみ様！｣だからなに？｣


麗｢お願いします…グスッ…私、頑張って……お弁当………作ったんです……グスッ｣


はあ…めんどくさ。

今日はこいつと食べるしかなさそうだな


Aも下向いて話してくれそうにないし




さ｢…わかったよ。いこ。｣


麗｢…はいっ！///｣




その時 俺は見逃さなかった



麗｢…ニヤッ｣




あの女が向けた笑顔で




その笑顔を向けられた女の子が




俺の大切な人が




Aが




『…ッ』




涙を流したのを＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




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麗｢案外楽だったわね笑

今日はなんとかなったけど、あいつがあそこにいたら

さとみ様はなかなかこっちに来てくれないかもしれない………




ちょっと痛めつけますか…笑｣




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