嘘告から始まった恋でした。【青】

偽物の恋2 ページ3

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さとにぃと別れ、教室に着いた私は





『はぁ………』





扉の前でひとつため息を零してから





ガラガラ





地獄への扉を開いた





麗｢おっはよう！宮川さん！｣





『………』





麗｢また無視かよ………感じ悪｣





静かに席に座った私





否、座ろうとした





でも、無かったんだ





自分の席が＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





モブ＆麗｢ふふふっ｣





いじめっ子たちの笑い声が聞こえる





麗｢幽霊の席なんて無くても問題ないでしょ？｣





そういう彼女は華園 麗華さん

財閥の娘で誰も逆らうことが出来ない





だからみんな、見て見ぬふりをする





"幽霊"というあだ名をつけられた私





でも、仕方ないんだ





私は取り柄も何も無い





この世界のゴ ミなんだから……





窓から外に投げられた私の机と椅子





それをみて頬に冷たいものが触れたのは

きっと気の所為だろう





無言で席を取りに行く私





そんな私をみて嘲笑ういじめっ子達





見て見ぬふりをするクラスメイト





麗華さんには逆らえない先生達





そう、私に手を差し伸べてくれる人はいない





そんな辛い日々に慣れてしまったのか





私はいつのまにか





辛い





悲しい





助けて





寂しい






そんな感情も






心から笑うということも





全て





忘れてしまった





・
華園 麗華【ハナゾノ レイカ】

高校2年生

財閥の娘で学校も彼女には逆らえない
スクールカーストの1番上
学園の王子様"さところ"が大好き

可愛い:美人:普通 1:2:7

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