1日目�� ページ4
｢やっと起きたか｣
突然背後から声がした。
振り向きながら飛び退る。
声を発した人物を認識した途端
全身の毛が逆立つ感覚。
心臓の鼓動が激しくなる。
上手く息が出来ない。
｢お前は…｣
赤い髪
白い肌に走るいくつもの藍色
青い瞳に刻まれた【上弦】【参】
｢…猗窩座か…！｣
猗窩座｢俺の名を知っているのか｣
知っているもなにも。
炭治郎から聞いた
あの憎き鬼が目の前に…
｢煉獄さんの仇…！｣
攻撃態勢に入ろうと日輪刀に手をかけ…
｢………ない？！｣
いつも肌身離さず、寝る時も抱えている日輪刀がない！
動揺した一瞬。
ドォン!!!
｢ぐっ………！｣
猗窩座の右手がAの頸を掴んだ。
そのまま壁に叩きつけられる。
衝撃で身体がミシミシと鳴る。
頸が絞められる。
息が…出来ない…！
猗窩座｢武器がなくて残念だったな｣
ニヤッと笑った猗窩座がAの頸を掴んだ右腕を大きく振る。
途中で猗窩座の手が離れたAの身体は
勢いよく反対側の壁にぶつかった。
｢ガッ……！…ゲホッゲホッ…｣
ズルズルと床に座り込むAを
余裕の笑みを浮かべた猗窩座が覗き込んだ。
猗窩座｢ほぉ…骨は折れなかったか。なかなか楽しめそうだ｣
口の端から血が流れる。
何とか受身をとったおかげで骨は折れなかったが身体中痛い。
すぐに立ち上がることすら出来ない。
｢どうしてお前がここにいる…ここは…どこだ…｣
猗窩座｢…口のきき方に気をつけろ｣
ドガンッ!!!
振り上げられた猗窩座の右手が壁にめり込む。
拳が掠ったAの頬が切れて血が流れた。
猗窩座｢俺もここがどこだか知らん。気がついたらここにいた。｣
｢知らないのかよ…｣
猗窩座｢…口のきき方に気をつけろと言ったはずだ｣
もう一度右手が振り上げられる。
今度こそ殴られる！
…目を瞑り身体を硬くしたが衝撃はやってこない。
恐る恐る目を開けると右手を振り上げたままの猗窩座。
猗窩座｢見ていろ｣
言葉を発すると同時に右手が壁にめり込む。
ヒビが入り、右手の形にへこむ壁。
次の瞬間。
まるでさっきの衝撃がなかったかのように
壁は元に戻った。
｢……え？…も、戻った…???｣
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ゆあな(プロフ) - てふてふさん» てふてふさん(^^)コメントありがとうございます！私も無限列車編を見て鬼滅熱が再び燃えております(｀･ω･´)読んでいただけて嬉しいです(*^^*) (2021年9月27日 19時) (
レス) id: c561953436 (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ - 完結から時間が経ってからのコメントで申し訳ないですが、無限列車編TV放送で再燃して読ませていただきました！ぽろっと涙が溢れるストーリーと、裏シーンはどきどきが止まらず本当に腰が砕けそうでした……！続編含め、素敵な作品をありがとうございました！ (2021年9月27日 14時) (レス) id: 2bb0e08beb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - まりも。さん» まりも。さん(*^^*)なんて嬉しいお言葉…涙出るくらい嬉しいです！ありがとうございます(T^T) (2021年2月24日 19時) (レス) id: 728d21b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
まりも。(プロフ) - もう何度こちらの作品を読んだことでしょう。大好きが止まりません(作品も猗窩座も) (2021年2月24日 13時) (レス) id: 1dc894a7c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - まゆまゆさん» 嬉しいコメントありがとうございます！私も猗窩座大好きなので、ホントに私の欲望と願望を詰め込みました(笑)現実になってほしい…(o´艸`) (2021年1月27日 12時) (レス) id: 728d21b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあな | 作成日時：2021年1月11日 20時
