蛇柱が吸血鬼?!�� ページ36
『急いで来てみたらAちゃんが真っ青な顔で倒れているから驚いたわ！貧血かしら？まだクラクラする？』
目眩は治まっている
血は足りてないんだろう
少し寒い
｢いえ、もう大丈夫です。ご心配かけてすみません｣
『1度胡蝶さんに見てもらいましょ！Aちゃんが元気無かったら寂しいわ！』
ニコニコしながら話す蜜璃さん
ごめんなさい
貧血っていうか
一時的に貧血になったというか
｢蜜璃さんに心配かけたくないので気をつけますね｣
うんうん、と頷く蜜璃さんの笑顔で
心がホンワカ暖かくなる
｢…水を持ってくる｣
何故か不機嫌そうな空気を出しながら
伊黒さんが部屋を出ていった
せっかく蜜璃さんが来てるのに機嫌悪い
あ、蜜璃さんが私とばっかり話してるからかな
話に入ってくればいいのに
そんなことを思っていたら
可愛らしい笑顔のまま
蜜璃さんが口を開いた
『ねぇ……Aちゃん、伊黒さんと何をしていたの？』
｢……え、？｣
『今日の用事っていうのは伊黒さんとの用事だったのね。Aちゃんと伊黒さんって接点がないのかと思っていたけど…何を、していたの？』
｢あ、の……｣
蜜璃さんが怖い
可愛い笑顔のまま
口から零れる言葉と声が
どす黒さを纏っていて
答えないなんて許されない
でも声が出ない
『…答えられないなら、当ててもいいかしら？』
当てる………？
『…………伊黒さんに、血を、あげていたのよね………？』
｢…………は…？｣
困惑
蜜璃さんは何を言っているの？
恐怖
蜜璃さんはどうして知っているの？
『当たり？』
口をパクパクさせるだけで
全く答えない私にしびれを切らしたのか
蜜璃さんが近づいてくる
首に巻きついていた鏑丸が
静かに布団へ降りていく
蜜璃さんの手が伸びてきて
私の襟をずらし
首筋に触れる
そこは
さっき伊黒さんが血を飲んだ場所
『これ……吸血痕よね。かなりたくさん吸われたでしょ？くっきり残ってる。だから倒れたのね』
｢………え、あ、｣
『それに………この部屋に入った時から血の匂いがかなりしてたの………とっても、いい匂い…』
蜜璃さんの目が
ギラリと光る
口は笑っているのに
目が笑っていない
｢蜜璃、さん……あの、｣
『私もずっと狙ってたのに、伊黒さんに先を越されちゃったのね…悔しいわ』
｢狙って…た？｣
『最初は本当にお友達になりたくて声をかけたんだけど…Aちゃんが可愛くて大好きで、独り占めしたくて』
ねぇ、私にも頂戴？
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Nami - 錆兎いたらどんな感じかな…吸血鬼錆兎書く人少なくない？ (2023年3月18日 11時) (
レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯殿 - 蜜璃ちゃん怖いわしのぶさんで面白いしろ (2022年12月6日 9時) (レス) @page42 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - レミーさん» レミーさん、コメントありがとうございます(*^^*)しのぶさんは現在書いてますがなかなか難しいです(^_^;) (2021年12月30日 17時) (レス) id: f77cc758d6 (このIDを非表示/違反報告)
レミー - しのぶさんの場合はどんな感じかな？ (2021年12月30日 7時) (レス) id: 50a6d14902 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - minaさん» minaさん、コメントありがとうございます(^-^)蜜璃ちゃんファンの方には申し訳ない感じになりました…すみません(/Д`; (2021年12月2日 9時) (レス) id: f77cc758d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあな | 作成日時：2021年7月19日 21時
