蛇柱が吸血鬼?!�� ページ32
私は何故か
恋柱・甘露寺蜜璃さんに
親友認定されている
きっかけは
三日連続
蜜璃さんのお気に入りの甘味処で遭遇したこと
『これは運命だわ！』
なんて
キラキラした目に見つめられて
『お友達になりましょ！』
なんて言われたら断れない
そして今日も
『Aちゃ〜ん！甘味処、行きましょ！』
蜜璃さんからお誘いされる
とっても嬉しいんだけど
蜜璃さん、可愛くて大好きなんだけど
『私もAちゃん、可愛くて大好きよ！』
と、心の声がダダ漏れしてしまうくらい好きなんだけど
絶対言えない秘密がある
｢蜜璃さん、ごめんなさい。今日はちょっと予定があって…｣
『あら、残念！じゃあ明日は？』
｢明日は大丈夫ですよ｣
『じゃ明日ね！』
約束の指切りをして
蜜璃さんと別れ
私はある所に向かう
蜜璃さんには絶対バレてはいけない
秘密の任務
｢伊黒さん、こんにちは｣
『……入れ』
私が訪れたのは
蛇柱・伊黒小芭内さんの屋敷
『遅い』
｢すみません、蜜璃さんとお話していて｣
『甘露寺と…?!羨ましいいや何を話していたか知らないが時間に遅れるのはどうなのかその前に甘露寺と仲睦まじく長話とはﾈﾁﾈﾁ…』
伊黒さんは
蜜璃さんのことになると
いつものﾈﾁﾈﾁ話がさらに長くなる
ちなみに
蜜璃さんは伊黒さんの話になると
顔を真っ赤にして
恥ずかしそうに
でも嬉しそうに語り始める
相思相愛なんだよね
進展しているようでしていない
周りからすると
なんとも歯痒い
そして
伊黒さんに八つ当たりされるから
早くくっつけばいいのに
『…何か言ったか』
｢いえ何も｣
伊黒さんの首に巻きついている蛇の鏑丸が
チロチロと赤い舌を出しながら私を見る
私が伊黒邸に来るようになってから
早三ヶ月が経ち
初めは全く目を合わせてくれなかった鏑丸も
近頃は私を見てくれるし
手を伸ばすと近づいて来てくれる
白くて綺麗な鱗
キラキラして可愛い
｢鏑丸〜今日も可愛いね〜｣
話しかけると
首を持ち上げて近づいてきた
もしかして
今日は触れるかも
そう思って手を伸ばすと
シュルシュルと動いて
触れるどころか
腕を伝って肩に登ってきた
｢わぁぁ…可愛い〜綺麗〜｣
右腕から左腕へ
器用に私の身体を伝っていく
そのまままた伊黒さんの元へ戻っていく
｢鏑丸〜戻っちゃうのー？｣
せっかく来てくれたのに
なんだか寂しくて手を伸ばすと
カプッ
｢痛っ…噛まなくてもいいじゃん…｣
鏑丸に噛まれた
本気じゃなくて甘噛みってやつ？
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Nami - 錆兎いたらどんな感じかな…吸血鬼錆兎書く人少なくない？ (2023年3月18日 11時) (
レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯殿 - 蜜璃ちゃん怖いわしのぶさんで面白いしろ (2022年12月6日 9時) (レス) @page42 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - レミーさん» レミーさん、コメントありがとうございます(*^^*)しのぶさんは現在書いてますがなかなか難しいです(^_^;) (2021年12月30日 17時) (レス) id: f77cc758d6 (このIDを非表示/違反報告)
レミー - しのぶさんの場合はどんな感じかな？ (2021年12月30日 7時) (レス) id: 50a6d14902 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - minaさん» minaさん、コメントありがとうございます(^-^)蜜璃ちゃんファンの方には申し訳ない感じになりました…すみません(/Д`; (2021年12月2日 9時) (レス) id: f77cc758d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあな | 作成日時：2021年7月19日 21時
