My Resistance-タシカナモノ-[2]

#35 身体の熱 ページ10

　
　
それから毎日

玉森さんの行動ひとつひとつに

敏感になったりもした。

　
玉「Aー」


「はいいぃっ!!」


　
なんでだろう。

なんでこんなに熱いんだろう。

玉森さんの笑顔で身体が熱くなる…。

　
─────

───────

　

宮「それは恋じゃないかな」

　
久々に宮っちが遊びに来てくれた。

相談したのに

目をキラキラさせて聞いてくる。

　
「でも…。なんかこう…」

　
宮「他の人より特別な感情があるんでしょ？」

　
“認めなよ”って

一人で頷いてる。

　
「内緒にしてね。お願いします。」

　
宮「あっ、当たり前だよ!!」

　
宮っちを信頼して

話を終えてクッキーをだす。

　

宮「おいひいね〜」

　
口に頬張りながら

モグモグ食べる宮っちに笑ってしまう。


こんな普通に会話できたらな…

恋 って大変だ。

　
宮「あ、そうだ。俺らがkis-my-ft2ってわかったんだ？」

　
急にそんなことを言うから

驚いてしまった。

　
宮「たまから聞いたよー」

　
顔色ひとつ変えず喋るから

玉森さんのあの驚いた顔と比べてしまう。

宮っちって本当に何者なんだろう。


宮「あと、裕太ってよんでないんだね？」

　
「あー…」

　
宮「玉が怒りながら『俺も裕太って呼んでもらったからな』って言ってたよ…」

　
そんなことまで

言ってるんだね。

　
　

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