帰ろうとするその子 ページ6
スコーンがなくなって、ミルクティーを飲み終えたその子はチラチラと腕に付けた時計をチェックし始めた。
バッグを手に持つと会計をしにレジに向かおうと立った。
「なんか、突然話しかけちゃってすみませんでした！楽しかったです！それじゃ！」
その子は笑顔で手を差し出す。
あぁ、握手か…
「いえ、こちらこそありがとうございます」
俺も笑顔で手を握り返す。
ちっさい、手だな…俺が力入れたら折れちゃいそうだ…
そんな事を考えてるうちに彼女の手が俺の手の平からすり抜けていこうとする…
まって…嫌だ…今離したら…もう会えないかもしれない…
そう思うと自然とその子の手を強く離さないように握り締めていた。
「え…？」
焦ったように、ただでさえデカイ二重の目を大きく開く。
「あの…あっと…っ…連絡先教えて？」
自分でも何を言ってるんだとビックリする。
生まれて初めて、知らない女の子に連絡先なんか聞いたんだけど。
「………」
なぜ、無言？！ダメって事か？！
「ダメ…？」
「いや…私なんかの連絡先聞いても何も得なんてないですよ…？」
少し、困った様に言うその子。
「俺にとってはすご得かなー」
上から見下ろしてくる彼女を見下ろしたくなって俺も立ち上がる。
俺が立ち上がると上目遣いに自然になるその子。
なに…可愛すぎだろ…
「いいでしょ？」
その子は顔を恥ずかしそうに俯かせながら無言で頷き、連絡先を教えてくれた。
「今日、連絡するから…」
俺が小さい声で言う。
絶対、聞こえなかったよな…
「待ってます！！！」
その子は今日、俺が見た中で一番の笑顔を見せてくれた。
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miwa(プロフ) - じょんいなさん» じょんいなさん！こんにちは(＾＾)！ご返信遅くなってすみませんpqうわあああ（；＿；）嬉しいです（；＿；）ありがとうございます（；＿；）！更新頑張りたいと思います！（笑）これからもよろしくお願いします（；＿；）（笑） (2015年4月1日 14時) (
レス) id: d05a2b2072 (このIDを非表示/違反報告)
miwa(プロフ) - 真里亜さん» 真里亜さん！こんにちは(＾＾)ご返信遅くなってすみません…pq 嬉しいお言葉ありがとうございます（；＿；）ぐだぐだ更新ですが、これからもお付き合い頂けると嬉しいです（；＿；） (2015年4月1日 14時) (レス) id: d05a2b2072 (このIDを非表示/違反報告)
じょんいな - 更新待ってます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2014年9月26日 4時) (レス) id: e984bb0155 (このIDを非表示/違反報告)
真里亜(プロフ) - この作品大好きです！更新頑張ってください！楽しみにしてます☆ (2014年7月27日 23時) (レス) id: 2e57d4f59e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miwa | 作成日時：2014年7月19日 10時
