もう、どうでもよくなった。3 (ページ40)

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140話ページ40

「やめろ転弧！」

───
死「俺は先生とあんたに会う以前の事をよく覚えてない」

ドクター「ああよく知っとるよ」

死「なのにだ皆を身につけると怒りが沸々湧いてくる
考えてたんだずっと
あの日からずっとさ」

────
「誰も...たすけてくれなかったんだね

辛かったね、

志村転弧くん

怖かったね

辛かったね

救いの手を求めて走っただろう

酷い事だね

「ヒーローが」
「そのうちヒーローが」

皆そうやって君を見ないフリしたんだね

一体誰がこんな世の中にしてしまったんだろう

＿＿もう大丈夫僕がいる」

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死「ちゃんと覚えてんのは先生に抱えられてから。それまで俺はカラッポだった」

────

「狭苦しくて悪いが今日からここが君の部屋
今日から私が君の先生だ」

死「先生...？何を教えてくれるの.......」

「ドクター」

「はいさ」

「君の家族の残骸だよ
君は突然変異種誰にも知りえぬ個性が発言し

その手で家族を殺めてしまった」

死「う゛っ!!うう゛...」

「思い出せるかい？」

脳裏に甦ったのは断片的な映像と正体不明の──吐き気を催す程の苛立ち。

「イジるか？」

「いいや。記憶が戻らずとも君の心には"感情"がこびりついているハズだ

私が教えたいのはその"感情"を──"苛立ち"を

どこへ向けるかだ」

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