俺の彼女はゆでだこちゃん【角名倫太郎】 (ページ36)

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35話クリスマス① ページ36

角名side

午後からAちゃんとデートだからいつもよりちょっと早目に起きる

朝起きてスマホを開くと昨日のAちゃんが現れる
昨日の写真だけで容量超えたしね

恐るべしAちゃん

準備をしながらそんなことを考えてたらあっという間に集合時間の30分前になったので家を出る

Aちゃんを待たせる訳にはいかないから15分前には必ず着くようにしてるんだけど

待ち合わせの駅に着き、Aちゃんを探していると

Aちゃんがナンパされていた

男「今1人？暇なら俺と遊びに行かん？」

『.......ひ、暇じゃない、ので』

男「そんなこと言わずにさ〜」

あの男、俺のAちゃんにナンパする度胸だけは認めてやるよ

角名「俺の彼女になんか用？」

『っ！角名くん...!!』

男「チッ、彼氏持ちかよっ」

男は俺が来るとそそくさと帰って行った

角名「Aちゃん、大丈夫だった？」

『うん...何とか』

角名「嘘言わないで。体、震えてる。怖かったんでしょ？」

『う、うん...』

Aちゃんは俯きながらも正直に答えてくれた

Aちゃんの震える体を落ち着かせるためにそっと抱きしめた

角名「ごめんね、俺がもっと早く来てたら...」

『！ううん、角名くんは悪くないからっ』

バッと顔をあげて必死に弁解するAちゃんの話を聞くと

『角名くんデートする時いつも私を待っててくれるから、その...たまには私が角名くんを待ってみたかったの///』

角名「っ！///可愛すぎ...」

角名「んー、でも早く来すぎたら今日みたいになっちゃうから...程々にね」

『フフ、うん！』