俺の彼女はゆでだこちゃん【角名倫太郎】 (ページ4)

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3‪話赤面ページ4

角名side

授業が始まって20分、一限目は社会だからノートをとらないといけない

如月さんとは席は隣だけどくっ付いてるわけじゃないから特に話すことも無い

すると如月さんが消しゴムを落としてしまったようだ。

それに気づいた俺は拾ってあげようと手を伸ばした

すると如月さんと手が重なった

動かずボーッとしている如月さんを不思議に思い、顔を覗き込むと

──顔をゆでだこみたいに真っ赤に染めていた

俺は吃驚して目を見開いてしまった

え、かわいすぎる

さっき思考停止してた鈴木さんの気持ちが痛いほどわかる

幸い、俺が吃驚していることを如月さんは気づいてないみたいだし、表情を元に戻して声を掛ける

角名「はい、消しゴム」

『あ、ありがとう///』

赤くなった顔のままお礼を言った

角名「いいえ」

いつもの声のトーンで答えているが、内心かなり荒ぶっている

時差で俺も頬に熱が集まるのを感じる

それを隠すように頬杖をついて適当に外を見ていた

やばい、惚れた。