もう、どうでもよくなった。 (ページ11)

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11話ページ11

戻って来たら弔さんとイレイザーヘッドが格闘していた

死「無理をするなよイレイザーヘッド」

相「(肘が崩れた！)」

死「その個性じゃ集団との長期決戦は向いてなくないか？君が得意なのはあくまで"奇襲からの短期決戦"じゃないか？」

死「それでも真正面から飛び込んできたのは生徒を安心させるためか？」

死「かっこいいなぁかっこいいなぁ」

やっぱり弔さんも疑問に思ったか

それにしても生徒を安心させるためって、、、

ハハッ無駄なのに、、

ほんとヒーローは正義感溢れる人間で心底嫌いだよ

死「ところでヒーロー、本命は俺じゃない」

死「対平和の象徴改人 "脳無"」

秘密兵器使っちゃったか

まぁ脳無にスタミナも関係ないけどさ

13号は黒霧の個性で自滅してるし

イレイザーヘッドは脳無によってボロボロ

意外とかさあっけないのな、ヒーローって

圧倒的強さを前にしたら何もできないのに"正義"とか
勝手に語っちゃってさ

死人が何人出ても事件を解決すれば沢山の賞賛を得られる

俺はこれがよく分からない

死人が出てるのに何故賞賛が与えられるのか

死んだ人が可哀想だよ、ヒーローのくだらない賞賛というものだけに踏み台にされてるんだから

だから俺はヒーローが死んでも何も思わない

ヒーローがいるから敵がいる

この世の理だよ

ヒーローがいる限り真の希望なんてないんだよ

ほんっと無様だよね

黒「死柄木弔」

死「黒霧、13号はやったのか」

黒「行動不能にはできたものの、散らし損ねた生徒がおりまして・・・・1名逃げられました」

死「・・・は？黒霧お前・・・お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ」

死「さすがに何十人ものプロ相手じや敵わない、ゲームオーバーだあーあ・・・今回はゲームオーバーだ」

死「帰ろっか」