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「Aばいばい！」
「うん、またあした！」
「またね〜A」
「ばいばいッ！」
この世はものすごく真っ黒だ
そう思う人が大半だと思う
でも私はあんまり思わない
楽だと思う
いや、
合わせるだけで生きていけるこの世界が
私には合っているだけなのかもしれない
「帰ろ、A」
「、グク、、ごめん私行かなきゃ」
「またぁ！？もうこれで何回目だよー
しかもいつもどこ行ってんの？」
わたしは
幼馴染のグクといつも一緒に帰っている
「、、ないしょ」
「なんだよそれ」
「いいからいいからッ、ばいばい」
「もうー、、」
そうほっぺを膨らましたまま
ゆっくり教室を出て行く彼
「、、ごめんグク」
そう呟いたわたしの言葉は
だれもいない教室に溶け込んでいった
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作者名：はるまき | 作成日時：2018年11月19日 19時
