ヘタリアで短編！ (ページ32)

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ヘタ鬼・失われた光～英国良好？兄弟＋α～ページ32

米「イギリス、目は大丈夫かい?」
英「あぁ、大丈夫だ。」
米「じゃあ…北アイル、君は大丈夫かい?」
突然名前を呼ばれ肩を揺らす。
北「へ?何が?」
米「…君も目があまり見えてないんじゃないかい?」
英「え･･･。」
北「へ、あ。そんなことねぇよ。ほ、ほらな。」
彼は俺の手をとろうとしたのだろうが彼の手は空を切る。
仏「お前…。」
和「…イギリスは特別な国。四つの国から出来ている。その中心となるイングランドがこんなことになった。少なからず、イギリスという化身全体に被害がいくって事だな。」
バチカンが淡々と語る。
北「イングランドは関係ない。別に近くによればきちんと見える程度だし。早く屋敷の中の探索しようぜ。」
日「あなたはイギリスさんとここで待機してください。」
北「は、なん」
日「い･い･で･す･ね?」
北「は、はい。」
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独「ん？」
聖「何か見つけたんですか?」
馬「箱?きれいな装飾がしてあるね。」
和「不思議な魔力を感じる。イギリスたちに聞いてみたほうがいいと思うぜ。」
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馬「んー。開かないね。」
英「ちょっと貸してみろ。」
彼女がそっと箱をイギリスの手に乗せる。
英「この魔力…!」
突然箱が輝き始める。その光が強くなり、そしてだんだんとおさまっていった。
米「大丈夫かい、イギリス…イギリス?」
英「見える…。」
北「…だな。」
英「目が見えるようになってる!」
中「どういうことあるか！?」
露「箱が開いてるね。中に何か入ってるよ。」
馬「手紙･･･？」
英「えっと･･･To an important younger brother(大切な弟へ)?
…俺はお前の世界より前の時間軸にいる北アイルランドだ。イタリアから時を戻しているという話を聞いた。だから、違う時間軸のお前のために俺の魔力を残そうと思う。気にしなくていい。どうせもう尽きかけの命だからな。この箱は全員、もちろんイタリアも入れた奴等が生き残っている世界のお前が触れることにより開くようになっている。どうか俺の残した魔力でイタリアを救ってやってくれ。お前はいつまでも俺の弟だからな、忘れるなよ。北アイルランド」
聖「ではさっきのは前の北アイルさんの魔力だったんですね。」
北「…大丈夫かイン･･･、俺はまだここにいるぞ。」
英「わ、わかってる!」
普「どの世界でもお前はお前なんだな。」
加「よかったですね。イギリスさん。」
英「あぁ･･･ありがとう、兄さん。」
あなたのおかげで光がさした。