ヘタリアで短編！ (ページ23)

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ホントは優しいよ～イタリア･バチカン～ページ23

伊「ヴェー、ここ暖かいなぁ～。」
ころり、と草原で寝転がる。
伊「そういえば、もうすぐシエスタの時間だなぁ･･･。」
ぽかぽかとした日差しが眠気を誘う。
伊「ここで寝ちゃおーっと。お休みなさ～い。」
そうして俺はゆっくりと目を閉じて、眠りに落ちた。
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ちび伊「痛いよぅ～!」
ちび和「まったくぅ･･･、走るからだぞ。」
ちび伊「ヴェ･･･。」
ちび和「ほら、ヒーリング!」
ちび伊「すごーい！バチカン兄ちゃん、もう痛くなくなったぁ!」
ちび和「ふん、ほら、もう帰るぞ。」
ちび伊「ま、待ってよぅ！置いてかないでー!」
そういえば、こんなこともあったなぁ。
バチカン兄ちゃん、俺のこと嫌いになっちゃったんだなぁ･･･。
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不思議な揺れに目が覚める。
和「やっと目が覚めたのかよ。」
伊「ヴェヴェ!?バチカン兄ちゃん!?」
和「おせえと思ったら気持ちよさそうにシエスタしやがって。」
よく見ると俺はバチカン兄ちゃんにおんぶされている。
伊「迎えに来てくれたの?」
和「だからどうしたんだよ。弟なんだから当たり前だろうが。」
伊「ご、ごめんなさい。」
和「もう降りろよ。自分で歩けるだろ。」
伊「うん、ありがとう。バチカン兄ちゃん。」
和「フン。」
伊「ねぇバチカン兄ちゃん、今日のご飯なぁに?」
和「カルボナーラだってさ、早くしないとなくなるぞ。」
伊「あ、まってよ。バチカンにいちゃーん!」
やっぱり本当は優しいんだね。