ヘタリアで短編！ (ページ12)

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バレンタインVeｒ英馬～連邦初恋義兄妹～ページ12

米「･･･というわけで、俺はチョコを貰ったんだぞ。君はもらったのかい？」
英「何しに来たのかと思ったら、お前には関係ないだろ。」
いつも通り壁を壊した俺の弟は自慢げにしている。
米「貰ってないんだろ？君のその性格じゃあねぇ。」
英「義理チョコぐらいは貰ってるし、クソ兄貴もくれた。べ、別に嬉しいとか思ってないけどな！」
米「なーんだ。せっかく自慢しに来たのに。」
英「ったく、もう帰れよ。」
米「そうするよ、また今度だぞ、イギリス！」
英「もうくんな！」
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英「アメリカの野郎･･･ホントムカつくことばっかり言いやがって。」
･･･本命がもらえなきゃ、ぜんぜん嬉･･･別にどうでもいいけどな。
馬「イギリス！居ますか？」
英「ん？マルタ、どうかしたのか？」
馬「イギリスにチョコレートをあげに来たんだよ！」
英「･･･こういうのは男から渡すもんだぞ。」
馬「え？そうなの？」
英「ま、まぁ、もらってやる。勘違いすんなよ、お前のためじゃなく俺の為だからな。」
馬「当たり前だよ。あなたのために作ったんだから。」
英「だ、だよな。」
落ち着け、落ち着け俺。
英「あー･･･。これ、やる。」
俺はマルタにつぼみの赤薔薇を三本渡す。
馬「え、これって。」
英「た、たまたまだからな。たまたま。」
馬「凄くきれいだね。私も大好きだよ。」
英「ばっ！」
馬「じゃ、また明日ね、イギリス。」
英「お、おう。」
あいつが帰ってから俺は箱を開けた。
『I LOVE YOU』
中のチョコレートにはそう書いてあった。

赤薔薇愛情
三本の薔薇愛の告白
つぼみ愛している