ヘタリアで短編！ (ページ11)

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バレンタインVer米沖～沖縄とアメリカ～ページ11

トントントン
少し広い綺麗な家にノックが鳴り響く。
米「今行くんだぞー･･･って沖縄！？」
意外な訪問者に俺は驚く。
沖「僕が来て、何か悪い？」
米「別に悪くないけど。君、俺のうちに来るのあんなに嫌がってたじゃないか。」
そう、彼女はあのときのことのせいで俺の家に来るのを嫌がっていたはず。
沖「我慢して来た。渡したいものがあったし。」
米「？まぁいいんだぞ。とりあえず中に入るんだぞ。」
沖「お邪魔します。」
彼女はぺこりと頭を下げる。
米「･･･で、渡したいものってなんだい？」
沖「･･･日本では、バレンタインデーに女性から男性にチョコをあげるものなんだ。」
米「そうなのかい？それで何が言いたいんだい？」
沖「･･･はぁ。つまり、はい。」
彼女は鞄から綺麗なラッピングがされた箱を取り出す。
米「なんだいこれ？」
沖「開けてみれば。」
言われるままにラッピングを外し箱を開ける。
そこには美味しそうなチョコレートがあった。
米「え、これ俺にくれるのかい？」
沖「そういったじゃん。あと、それ手作りだから。」
米「もぐもぐ･･･すっごく美味しいんだぞ！」
沖「そう、口にあってよかったよ。」
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米「もう帰るのかい？」
沖「まぁね。」
米「じゃあまた今度なんだぞ！」
沖「あ、そうそう。」
彼女が足を止める。
沖「言っとくけどそれ、友チョコでも、義理チョコでもないからね。」
米「え。」
彼女はにこりと笑うと扉を開け帰ってしまった。
米「凄く、鼓動が早くなってるんだぞ。」
これってもしかして。