朱色の光《アビス》 (ページ26)

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タルタロス内ページ26

ジ「さて、今度こそきちんと話してもらいますよ。」

ア「･･･。」

ル「ヴァンはお前のこと偽者って言っていたが･･･どういうことだ？」

ア「言っても拒絶しない？特にジェイド。」

ル「大丈夫だ、誰もそんな事しない。」

ア「･･･レプリカ。」

ジ「･･･。」

テ「･･･え？」

ア「俺はルーク、お前の生体レプリカなんだ。」

ル「･･･どういうことだ。」

ア「俺はヴァン謡将に預言どうりに進んでいると思わせる代用品として創られたんだ。」

テ「そんな･･･。」

俺はおもむろに髪を少し切る。

テ「あなた何を･･･？」

ア「レプリカは第７音素から出来ている、髪を切れば切った髪は音素に解けて消える。」

さらさらと光の粒になって髪がきえる。

ア「ルークがどこか出会っているというのも、間違いじゃない、本当にあってるんだから。本来俺はルークとしてファブレ家に返される予定だったみたいだけど･･･。」

ナ「では･･･何故あなたが六神将に？」

ア「俺がルークを超振動でファブレ家に返したからな。記憶がないのもそのせいだと思う。」

ル「！！！」

ルークの脳裏に記憶が蘇る。

ル「･･･なるほど、な。それは間違いじゃないみたいだな。」

ア「思い出したんだな。」

ル「あぁ。」

ア「･･･ヴァン謡将は外殻を全て落とすらしい･･･オリジナルを消すために。」

テ「なんてことなの･･･あの時信じてしまったから･･･。」

ア「今からでも間に合う。ヴァン謡将を止めないとな･･･。」