ラブシチュエーション 《 Nishitaku 》

#到着。 ページ6

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着きました。

インパしました。





「ユニバの空気美味しい」

拓哉「二酸化炭素」

「二酸化炭素は吸えんで」







なんて話してたら、

服屋さんに連行させられて。




ママ「これ可愛くない？♡」

たくママ「かわいい！それにしよ！」



なんで勝手に買い物してて。

我らは買い物の付き添いかって。

自分たちだけ楽しみやがって。






ママ「はい、これ。きて。」

たくママ「拓哉も、着て。」







袋から出したのは、

全く同じ柄の、アウター。

パーカーみたいな感じやねんけど。

これ、カップルとかが着るやつやん。





「もう拓哉とお揃いのもんいらんねんんんん」

拓哉「Aとのお揃いで家が侵食されてく」





お母さんたちはルンルン。

娘たちはムカムカ。


ま、よし。






これでも私らも、現役中学生な訳で、

SNS大好きやから、

インスタのストーリーすぐ撮りたがる。




「ユニバ着きました〜」

拓哉「イェーイ」

「服お揃いでーす」

拓哉「カチューシャもお揃いでーす」

「ここら辺に、※付き合ってません
ってか後かなあかんな」

拓哉「そうやな笑」

「拓哉なんかして。尺足りひん」

拓哉「ぎゅー」(Aに抱きつく)




普通に照れて顔赤いし、

この男アホすぎや、





「ユニバ楽しみます」

拓哉「今日は帰らせません♡」

「家隣やから意味ないねん」






せっかくイチャコラしてる私たちをおいて、

母たちはショーのチケット取りに行って。

置き去り。勝手に。








「チュロス買お！」

拓哉「俺も食べたい！」

「はんぶんこしよ！」

拓哉「そうしよ〜」








拓哉「チュロス一本くださーい」

クルー「お会計〇〇円です」




だいたいこういう時は何も言わずに

拓哉が払ってくれるから、

私も最近は財布出さない習慣がついてきた笑




拓哉「ありがとうございまーす」

「食べよ！」

拓哉「あーん」

「んまっ！」

拓哉「俺も食べよ〜」



圧倒的間接キス、強し。


何も気にしてないみたいやけど、

こっちは意識したんやから、アホ。




「拓哉、口に砂糖ついてる」




取ってあげよ、仕返しや。


拓哉の口についてた砂糖を、

私が指でとって、自分で舐める。




拓哉「今のはずるいやん」




照れ気味な拓哉さん。

耳真っ赤やし。顔に出すぎやわ、





拓哉「よし、いこ！なに乗ろう！」

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