△ YouTuber 短編集 △ (ページ10)

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△相馬トランジスタ　○勘違いページ10

・カップル

((人１)side)

久々の、相馬。

最近、相馬も色々忙しかったら、

中々、会えていなかった。

『そ～う～ま～！』

相馬「(人１)も、マホトの真似しなくていいから！！」

『えぇ～、いいじゃんかよ』

相馬「駄目！」

久々に会って、楽しく過ごそうと思ってたのに！

『…相馬、お腹空いた』

相馬「なんか、作れば？｣

『え、酷くない？？』

相馬「いつもと、同じだけど？」

いつもは、もっと優しいのに。

『永吉？』

相馬「その名で呼ぶなｗ」

『ん～、じゃあトラ？』

相馬「まぁ、いいや」

『お腹空いた。』

相馬「だから、なんか作れば？」

『いや、何もないから言ってんだけど？』

そういや、仲間家には相馬とうちとジンくんしか、

いない。

相馬「…」

『もう、いいや』

都合のいいときは、かまちょするのに

自分が、都合が悪くなるとすぐ編集するよね。

リビングに、ジンくんがいたはず。

『あ、いた！
ジンくん！』

ジン「ん？」

『お腹すいた。』

ジン「なんか、食べに行く？」

『うん！』

なんだい、ジンくんは相馬とは違くて、

めっちゃ、優しいわ。

なんで、相馬を好きになったんだろう。←

ジン「…原宿に、食べ行く？」

『そうだね！』

ジン「じゃあ、美味しいとこ知ってるからそこに行こうか」

最初から、ジンくんを好きになればよかったのに。

―原宿―

ジン「此処。めっちゃ美味しいんだよ」

『なんか、美味しそう』

ジン「此処でいい？｣

『うん！』

中に入ると、うちが好きな感じのお店だった。

店員さんに、案内されてテーブル席に。

ある程度、注文を済ませて

少しの間、無言状態。

ジン「…なんか、あったの？」

先に、口を開いたのはジンくん。

『いや、別に、何もないけど』

ジン「嘘だ。
(人１)が、嘘つくと絶対、人の目なんか見ないよね。」

『……』

ジン「誰にも言わないから、言ってみ？」

『…あのね、この前ね、相馬が知らない女の子と歩いてるところを
見ちゃって…(泣)
で、最初は撮影かな？って思ってたんだけど、へきほーもジンくんもいなかったから
違うなって、気づいて(泣)』

ジン「分かった、分かったからもう、言わなくていい。」

『…(泣)』

いままで、我慢してきた涙がドバって出てくる。

ジンくんの前だし、泣き止もうとしても、

どんどん出てくる涙。

ジン「…とりあえず、料理冷めちゃうから食べようか？」