△ YouTuber 短編集 △

△田中（禁断ボーイズ）　○ネット ページ8

・リスナー


((人１)side)



仕事終わり、家に帰ってる途中。


ﾋﾟｺﾝ

携帯が、何かをお知らせる。


【田中の危ない裏アカさんが、コラボキャス、始めました】


『うわっ、見なきゃ！』


そう、私は禁断ボーイズの田中さんのリスナー。



田中【はい！始まりましたぁ！
これからね、時間がある限り、コラボキャスをしていきます！
どんどん、上がってきてねぇ！！】


絶対、田中さんと話したいし！


頑張ろう。



それから、何回か上がろうと頑張ったんだけど


コラボできるのが、後一人。


もう、無理かなぁ〜とか思いつつ


最後に掛けてみる。




田中【こんばんわぁ！】


え、上がれた？！


田中【あれ？
こんばんわ！！】

『あ、こんばんわ！』

田中【名前聞いてもいい？】

『(人１)…です』


なんか、頭の中がパンクしそう。

田中【(人１)かぁ！
あ、いつもTwitterにリプくれる子か！】

『そうです！』

田中【じゃあ、物申したいこと！】


物申したいことかぁ


『えっと、色んな人を見てるんですけど…やっぱり、一番は田中さんのことを愛してるなって…
　最近、思ってて…』

田中【…なるほどね。
ありがとう！俺も、(人１)が大好きだよ？】

『えっ？！？！』


嘘でしょ。

いや、嘘だって言ってよ


勘違いしちゃうよ。


田中【あれでしょ、イベントに来てくれた。】

『あぁ、イベントは行きました。
昼間の部も夜の部も。』

田中【やっぱり、(人１)が最後でよかった】


本当に、勘違いしちゃいそうだよ。


田中【(人１)が、イベントに来てくれたときから、頭の中(人１)のことばっかり考えてた。
早く言えば、一目惚れしたって言うか。
だから、その。
もし良かったら、俺と付き合ってもらえませんか…？】



夢、見てるみたい。


『こ、こんな私で良ければ…！』

田中【よっしゃ！】



そんな感じで、コラボキャスは終わり。



ﾋﾟﾛﾝ



【田中くん(禁断ボーイズ)さんに、フォローされました】


『うっそ！？』


田中《(人１)やんな〜？》


フォローされただけでも、嬉しいのに


まさかの、ＤＭまで送ってくれるとは…！


『そうですよ〜！
田中さんから、ＤＭなんて珍しいですね！』

田中《そう？
ってか、敬語やめい！》

『えぇ〜。』

田中《(人１)明日、空いてる？》

『空いてる！』

田中《じゃあ、明日デートしよう！》

で、デート？！

『え、いいの？！』

田中《逆に、駄目なの？》

ＯＫして、次の日デートしたとさ。

△はじめしゃちょー　○撮影→←△カワグチジン　○仲間家

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