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座っているだけだというのに、額から汗が湧き出てくる7月。
授業の終わりのチャイムがなり、しばらくした今。
私は、違和感に包まれている。
その理由は、斗亜ちゃんが私の席に来ないからだ。
いつもならチャイムが鳴ると同時に、仔犬のようなキラキラした目で駆け寄ってくるというのに。
新学期が始まって3か月。
斗亜ちゃんが少なからず、私に気があることくらい分かっている。
でも、それを素直に受け入れられないのは、きっとどこかで拓哉くんの存在を気にしているから。
辺りを見回す。
斗亜ちゃんは、教室の後ろ付近で、照れたように笑みを浮かべている。
その正面には下級生と思われる女の子。
そう言えば、風雅くん言ってたな。
先月、斗亜ちゃんのことを話したら、
「斗亜？知ってんで。サッカー部の後輩。あいつ、もうすでに後輩から人気みたいやわ」
まぁ、てことは、拓哉くんのことも知ってる訳で。
だから、拓哉くんの話題にならないようにみなみも私も気を付けて話してる。
頬杖をつき、斗亜ちゃんのことを凝視する私の顔をみなみは覗きこむ。
「ふ〜ん、A、そうなん笑」
「ん？なに？」
「好きなん？笑」
「えー、まさか」
斗亜ちゃんが他の女の子と話していようと、何していようと、胸が痛んだりしたことは一度もない。
拓哉くんのことを少しでも想うだけで、まだこんなにも胸が痛むというのに。
それはきっと、未来が過去に勝てていない証拠。
未だ残っている未練に気づけば気づくほど、斗亜ちゃんを利用する自分は最低な人間だと思う。
「なーんや。残念。あんな美少年と釣り合うの、Aくらいしかおらんと思うんやけど」
言葉を返すことなく反抗の意を込めてみなみの肩を小突くと、その衝撃で揺れた彼女の机からは、一枚の紙切れがひらひらと舞い落ちた。
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アババ - はんなり豆腐さん» いえいえ笑こんな駄作を読んで頂けていることに感謝です…！ (2020年4月7日 20時) (
レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
はんなり豆腐(プロフ) - アババさん» うるさいやつですがそんなに優しく言っていただいて嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年4月7日 19時) (レス) id: dba7803696 (このIDを非表示/違反報告)
アババ - はんなり豆腐さん» もう、全然構いませんよ！逆に読者の方々とやり取りできるのは、ジャニオタとしても作者としても嬉しいかぎりです…！ (2020年4月7日 11時) (レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
はんなり豆腐(プロフ) - アババさん» はい！もーアババさんがうざって思うぐらいコメントさせていただきます！ (2020年4月7日 1時) (レス) id: dba7803696 (このIDを非表示/違反報告)
アババ - はんなり豆腐さん» うわー、マジですか笑お話の構成うまくいってないかなーって思ってたんで安心しました…(ホッ 続編でもご感想お聞かせくださいね！ (2020年4月6日 16時) (レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アババ | 作成日時：2020年2月16日 17時
