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「なんかさ、Aとこうやって遊ぶの久しぶりちゃう？」
狭いカラオケの室内で、靴を脱ぎ捨て、リラックスした状態で両手を上にあげたのはみなみだ。
「そうだね、忙しかったもんね」
今日は、放課後に久しぶりに遊ぶことにした。
拓哉くんと別れるまではよく拓哉くんと二人でも、4人でもこの時間を楽しみにしてたのになーなんて。
「……不思議やな。うちらの隣が、西村先輩と風雅先輩じゃなくて、嶋崎ってことが」
みなみは遠慮がちにそう言うと、私の顔をちらっと見る。
「……うん。私だって…まだ慣れないよ。まだ、廊下とかで3年生が通ると、探してしまってるんだもん…」
みなみは、重くなりかけているこの空気を変えるために、話題を変える。
「ねぇ、てかうちらもう2年やで？早ない？うわー！風雅先輩来年卒業やん！」
「あ、風雅くんなら大学に進学するって言ってたよ。みなみも同じところ目指したら？笑」
拓哉くんは、卒業したらどういう進路を歩き出すんだろう。
あ……私、また拓哉くんのこと考えてる。
何かあれば一番に思い出すのは拓哉くんの名前。
いい加減進まないと。
「Aは進路どうするん？」
「んー、まだ分かんない。みなみは？」
「うち？うちも特にないんやけど、まぁ決まらんかったら風雅先輩と同じとこにしよっかな〜笑それで、風雅先輩と結婚するっ！」
「てか、まだ付き合ってもないじゃん笑」
「一応、毎日LINEは送ってるんやで？手強いわ〜笑」
そして、みなみは続けた。
「あのさ…こんなこと聞いてごめんな。西村先輩のことは、もういいん？」
悪いことをしているかのように恐る恐る顔をのぞきこんできたみなみの言葉に、私は『当たり前だよ』と答えた。
「そかそか、分かった、もうこれ以上何も聞かんとく。進路決まったら、一番にうちに言ってな？」
みなみは気まずくなったのか、拓哉くんの話題を終わらせようとしている。
「いいよ、約束する」
拓哉くんの話題が終わったことに、安心したような、寂しいような、込み上げる複雑な感情。
「約束って言葉、いいよね。好きだな」
「そうなん？」
「うん、約束を交わすってことは、先があるってことじゃん？」
あの日、神社で交わした拓哉くんとの約束。
こうやって、また、自ら拓哉くんとの思い出を思い出してしまうのは、どうしてなんだろう。
忘れる方法が、分からないよ。
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アババ - はんなり豆腐さん» いえいえ笑こんな駄作を読んで頂けていることに感謝です…！ (2020年4月7日 20時) (
レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
はんなり豆腐(プロフ) - アババさん» うるさいやつですがそんなに優しく言っていただいて嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年4月7日 19時) (レス) id: dba7803696 (このIDを非表示/違反報告)
アババ - はんなり豆腐さん» もう、全然構いませんよ！逆に読者の方々とやり取りできるのは、ジャニオタとしても作者としても嬉しいかぎりです…！ (2020年4月7日 11時) (レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
はんなり豆腐(プロフ) - アババさん» はい！もーアババさんがうざって思うぐらいコメントさせていただきます！ (2020年4月7日 1時) (レス) id: dba7803696 (このIDを非表示/違反報告)
アババ - はんなり豆腐さん» うわー、マジですか笑お話の構成うまくいってないかなーって思ってたんで安心しました…(ホッ 続編でもご感想お聞かせくださいね！ (2020年4月6日 16時) (レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アババ | 作成日時：2020年2月16日 17時
