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『え〜、あなた誰〜』
私は動揺しながらも、平然を装って視線をそらす。
すると、その男子生徒は椅子を引いて立ち上がり、こちらに向かってきた。
「……大西さん？」
名前を呼ばれたことに、一度は会ったことのある相手だと思い、眉をしかめて顔をあげる。
正面に現れた顔を確認する。
色白で、女の子のような可愛らしい顔。
え、こんな千年に一度的な美少年がこの世にいるの？
あー、こんな美少年がいたなんて…思い出せないや…。
待ちきれなかったのか、男子生徒は返事を待つことなく言葉を続ける。
「やっぱり大西さんや。僕やん、僕。っていっても覚えてないか笑嶋崎(正式はたちざきです。)斗亜。ほら、１年だけ同じクラスやったやん！」
１年だけ東京の中学校で一緒だった千年に一度級の大阪の美男子…あの子かな…？
「んー、よく覚えてないけどなんとなく覚えてるかも。東京の中学校だよね？」
「そそ！転勤族やったから！とにかく、同じクラスになったのも何かの縁やし、よろしくな！」
言いながら、手を差し出す彼。
人気者ってきっとこういう人のことを言うんだろうな。
そんなことを思いながら、私は相手の様子を探るように彼の指に触れる。
「えー！A、もう男子の友達できたん！？うち、上原みなみ！Aの親友〜！」
そこに、みなみも立ち寄ってきた。
「うん！よろしく！僕、嶋崎斗亜！」
「斗亜！？かわいいー！てか、顔もかわいい〜！これは斗亜ちゃんって呼ぶのがうちん中でしっくり来るんやけど？」
「斗亜ちゃんって…僕、男やねんけど！あと、女の子たちの方が僕より全然可愛いし！」
嶋崎斗亜こと斗亜ちゃんは、そうみなみに反論する。
「うっわ！あんたにだけは可愛いとか言われたなかったわ！」
「そっくりそのままお返しします〜」
みなみは、唇をとがらせて私の腕にしがみついた。
「まぁまぁ笑斗亜ちゃんもみなみも可愛いよ笑これから斗亜ちゃんって呼ぶね？」
「うんー、許すっ」
「おい！嶋崎！うちは斗亜ちゃん呼びあかんのか！」
「みなみ笑落ち着きなよ笑」
これが、私たちの斗亜ちゃんとの出会いだった。
みなみと斗亜ちゃんの言い合いは、笑顔になれるとっても心地のいいものだった。
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アババ - はんなり豆腐さん» いえいえ笑こんな駄作を読んで頂けていることに感謝です…！ (2020年4月7日 20時) (
レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
はんなり豆腐(プロフ) - アババさん» うるさいやつですがそんなに優しく言っていただいて嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年4月7日 19時) (レス) id: dba7803696 (このIDを非表示/違反報告)
アババ - はんなり豆腐さん» もう、全然構いませんよ！逆に読者の方々とやり取りできるのは、ジャニオタとしても作者としても嬉しいかぎりです…！ (2020年4月7日 11時) (レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
はんなり豆腐(プロフ) - アババさん» はい！もーアババさんがうざって思うぐらいコメントさせていただきます！ (2020年4月7日 1時) (レス) id: dba7803696 (このIDを非表示/違反報告)
アババ - はんなり豆腐さん» うわー、マジですか笑お話の構成うまくいってないかなーって思ってたんで安心しました…(ホッ 続編でもご感想お聞かせくださいね！ (2020年4月6日 16時) (レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アババ | 作成日時：2020年2月16日 17時
