(鬼滅の刃) 我妻の姉

小さな村 ページ48

(伊黒)「遅かったじゃないか
部下が鬼になり 殺したお前が

まだ 仕事して居るとは」

A「伊黒さん」

(炭治郎)「まだそんな事言っているのか」

(伊黒)「そんな事？
鬼殺隊ともあろう者が鬼になる

それが どれだけ重要視されるか
下っ端のお前には 分からないだろ

どうせ 下っ端のお前もいずれ鬼になる」

(炭治郎)「っ！」

A「辞めて もう 良いの
伊黒さん ここに居るって事は

鬼は 倒したんですか」

(伊黒)「当たり前だろう
その為に ここに来ている」

A「ありがとうございました」

(伊黒)「鬼殺隊なら 当然
何を 感謝する

お前の考えは 分からない」

A「私たちがここに来るまで
時間がかかって居ました

それよりも先に 伊黒さんが鬼を倒し
村の人々を助けてくれました

その感謝です」

(炭治郎)「Aさん」

(伊黒)「そうか だが
感謝される覚えはない

俺は もう行く せいぜい
己の愚かさを 噛み締める事だな」

(善逸)「何て嫌な奴なんだ！」

(炭治郎)「俺も 許せない」

A「大丈夫だよ
伊黒さんは いつもあんな感じだから」

(善逸)「仕事 終わっちゃったな」

A「私達も帰ろうか」

(胡蝶)「おかえりなさい
早かったですね？」

A「私たちが着く前に
伊黒さんが 鬼を倒してて」

(善逸)「嫌な奴だ」

(胡蝶)「そうだったのですか」

A「また明日 仕事かな」

(炭治郎)「もう 日が落ちてます」

(善逸)「伊之助の奴 帰ってきてますか」

(胡蝶)「はい 帰ってきてます」

A「それじゃ 私 部屋に行くね」

(炭治郎)「また明日です」

(善逸)「じゃあなー」

(胡蝶)「途中まで一緒に行きましょう」

A「うん！」

(胡蝶)「少しでも元気になって
本当に良かったです」

A「ありがとう
私 何とか 頑張れそう」

(胡蝶)「また明日 Aちゃん」

A「また明日 しのぶちゃん」

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