2 ページ35
それから目が覚めたのは数時間後だった。
ただでさえ、息を止めていて酸素不足だったのに、今度は過呼吸になったのがいけなかったらしい。
それから俺は何を考えるわけでもなく、すぐさまスマホを取り出し警察に連絡し、家を飛び出た。
警察が来て数分後。俺は事情聴取で数日いやもっとだったかもしれない。潰される羽目になった。
大学休めたのは嬉しいけど。
部屋の状況やそいつの状態から見て他殺と見て間違いはないだろう、ただ…。警察はそう言って、俺に、遺書を渡してきた。
もちろん警察の遺書ではない。そいつが残した遺書だ。
「この遺書どこか不思議なところがあるんです。しばらくお借りして、調べさせていただいてもよろしいでしょうか。」
「あ、はい。どうぞ。」
それから遺書が返ってきたのは葬式も気持ちも少し安定してきた頃だった。
遺書は完全に俺宛だった。
家族や他の友人には遺書は残されていない。なぜか俺宛ての遺書が部屋に置かれていたらしい。
警察が何かを説明していたが、いろんな感情が渦巻いて頭には入ってこなかった。
ゆっくり部屋に戻りなんとなく正座をしてみて、封筒から手紙を取り出し丁寧に折りたたまれた手紙を読む。
20人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫愛羅(プロフ) - くらうんさん» えっくらうん!?まじで!?コメントありがとう嬉しいよ(T_T)まじか!運命かなにかじゃんwそう言ってもらえると本当に嬉しい!ありがとう!!これからも頑張るね! (11月6日 8時) (レス) id: bb7f950f3c (このIDを非表示/違反報告)
くらうん - てぃあらちゃん…!!これ前見てたしなんならお気に入りだったやつ…!!まさかとは思ってたけど本当だったのか…!応援してます…!!頑張ってください!! (11月5日 17時) (レス) id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
姫愛羅(プロフ) - だっふぃーさん» わぁぁぁ!お祝いのコメントありがとうございます!!そう言って下さるの本っ当に嬉しいです!!色んなジャンルに手を出すことは自分にとっての挑戦で不安がたくさんですが、そう言って頂けて少し自信がつくことが出来ました!これからもどうぞよろしくお願いします! (7月22日 23時) (レス) id: 40f9f6be6d (このIDを非表示/違反報告)
姫愛羅(プロフ) - 風呂敷ёさん» わぁぁぁ!!わざわざお祝いのコメントありがとうございます!!英語が本当に苦手で翻訳させて頂いたんですが、見た瞬間に幸せの気持ちでいっぱいになりました…本当にありがとうございます( ᴗ_ᴗ̩ )♡ (7月22日 23時) (レス) id: 40f9f6be6d (このIDを非表示/違反報告)
だっふぃー(プロフ) - 姫愛羅さん、誕生日おめでとうございます!「空」という作品、暖かくほっこりするのと同時に少し切ないような読後感でとても好きです…!怖いものからファンタジーものなどたくさんのジャンルを書かれる作者様の作品が大好きです。これからも応援しています‼︎ (7月22日 22時) (レス) id: cd3561a74c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:姫愛羅 | 作成日時:2022年8月30日 21時