恋色たくあん【名前変換オリジナル】

出会い ページ3

とうとう俺にも半額シールが貼られるかと思った。
覚悟はしていた。

「アンコウ、たくあん食べたいな！ママ！買って！」
「あとちょっとで半額になるでしょ」
「いつ買うの？」
「いまでしょ！」

運命を感じた。このテンポのいい親子の会話に好感を持った。
それだけでなく、このアンコウという女子中学生、美少女なのだ。
セーラー服がよく似合っている。

そう、一目惚れというやつだ。

アンコウ、なんて素敵な名前だろうか。
アンコウ、なんて美しい娘だろうか。
アンコウ、ああアンコウよ。

半額にならないという目標を成し遂げさせてくれた愛しのアンコウ。
アンコウ、貴女の身体の一部になりたい。

「ありがとうママ、アンコウたくあん大好き！」

出会って数分、いきなり告白されました。

たくあんにも春がやってきました。

俺を作ってくれてありがとう、工場のおばちゃん。
俺をアンコウに出会わせてくれてありがとう、トラックの運ちゃん。
ああ、神様、アンコウに出会わせてくれてありがとう。

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ラッキーアイテム

たくあん（黄）

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