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不良少女の恋愛観58 ページ19
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月島の車に戻り車のエンジンがかかる。
車が動き出し、それからしばらく沈黙が続いた。
その沈黙からどんだけ経っただろうか…。
その沈黙を破るかのように先に口を開いたのは私だった。
「あー…。」
「なに?うるさい。」
「悪かったわね。」
私が謝るとまた、沈黙が続いた。
私はこれからどこに住めば良いのだろうか…
どこにいれば良いのだろうか…。
これからどうすればいいのだろうか…。
するとそんな私の心を悟って読んだかのように
返事が返ってきた。
「君は僕の家に住むこと。」
「へ??」
「僕が引き取りますって言っちゃってるからね。
もちろん引き取る気でいたけどさ。帰る場所…作るって言ったデショ。」
「…いいの??」
「別に。僕は公務員だから普通の人に比べると
収入とか良い方だし。君1人養うことくらいどうってことないよ。」
「そっか…。ありがとう…。」
信号に差しかかり車が止まった。
「ねぇ…コッチ向いてよ…。」
「何よ…。」
月島の方を向いた。
すると…
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