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不良少女の恋愛授業54 ページ15
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「…。」
「ったく…担任の先生にも迷惑をかけて…。
ごめんなさいとかの言葉もないのか！！」
「先生はAの親でも友だちでもないんですよ。」
そんなの知ってるよ。
「何か言ったらどうなんだ！！」
バンっ
また叩かれた。
月島…アンタは何をしてるの…？？
助けてくれるんじゃないの！？
「…やよ…。」
「なんだ。」
「もう嫌よ！！こんな生活…。私はアンタらの
おもちゃでも道具でもロボットじゃないのよ！！
私はアンタらが喜ぶんだったら…何でもしてきた…。でも、それが嫌になってきたのよ！！少しでも思い通りにならなかったら暴力暴力！！
そんなんで…正気保っていられるわけないでしょ！？」
「うるさい！！お前は跡を継ぐことだけを
考えていれば良いんだ！！」
「もう、嫌よ！！助けてよ！！助けてくれるんじゃないの！？なんなのよ！！助けて！！助けてよ月島ぁぁぁ！！」
こんなことを叫んでも月島が来るわけでもなく、この暴力が止むわけでもない。
そう思っていた。
そんな時だった…
「よく言えたね。瀬名…。」
アイツが立っていた。
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