愛してるが言えなくて。【Ki.i】

#19 ページ22

Aside





男1「チッ…彼氏持ちかよ」






そう言葉を吐いて逃げていった。






涼介「はぁ…ったく……。

危ないだろ？Aは昔から男に狙われやすいんだから…」



「ありがと…涼介…。

何でここが分かったの？」



涼介「とりあえず来た」





幼馴染の勘ってやつか笑



涼介「まぁ座ろうか。伊野ちゃんと何があったのか話してもらおうかな。」


「うん…」



丁度目の前にあった椅子に腰掛けた。



「あのね…。

さっき家に帰ったら、慧と…陽菜がいてさ……、抱き合ってて…。

邪魔しちゃいけないと思って…ここに来た…。」



涼介の顔が引きつる。

そりゃそうだよね。
陽菜は私の良き理解者だったんだから。



涼介「陽菜…裏切ってたのか…」



少し下を向いて何かを考え始めた。

何考えてんだろ…。




涼介「…なぁ…A。」


「なに？」






いつもより真剣で真っ直ぐな目。
昔から変わらない涼介。











涼介「……俺と浮気しよう。」


「え……？」






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