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江口side




車に乗ってから色んな事がグルグルと頭の中を駆け巡った
長峰さんとはどういう関係なのか、お互いどう思っているのか、なんてめんどくさい感情が生まれていた




貴方「たくや!」

江口「!ごめん、なに?」

貴方「だいじょ、おぶ?」

江口「うん、大丈夫だよ」




ボーッとしていた俺を見て心配そうな表情をするAちゃんに笑顔を向けた

情けないなあんな風に意地をはるなんて。
嫉妬丸出しだったしきっとバレバレだっただろう
かっこわりぃ…




江口「…長峰さんってかっこいい人だな」




わざと探るような言い方で聞いてみるとAちゃんは俺の期待に答える事はなく笑顔で頷いた
否定してくれると思ってたんだけどなー…笑




貴方『長峰さんは女性社員からも人気でモテモテなんだよ!しかもメンズBAでチーフまで上り詰めた凄い実力者なの!』

江口「へ、へぇ…そういえば朝言ってた人って…」

貴方「うん!長峰さんのこと!」

江口「あ、そう…」

貴方「?」




不思議そうに首を傾げるAちゃんに苦笑いを浮かべながらポツリと呟いた




江口「憧れっていうからてっきり女の人だと思ってたからさ…ごめん正直言うと嫉妬しちゃった笑」

貴方「!」

江口「ほんとごめん。かっこわりー…笑」




みっともない所を晒してしまい申し訳なさで俯くと頭に温もりを感じ顔を上げた
顔をあげるとAちゃんがニッコリ笑って俺の頭を撫でてくれていた




貴方「うれ、し」

江口「嬉しい?」

貴方『だって好きだから嫉妬してくれてるんでしょう?嬉しいに決まってるよ!』

江口「Aちゃん…」

貴方『カッコ悪くなんてないよ。嫉妬させてごめんね?』

江口「いいんだよ!俺が余裕無いせいで勝手に嫉妬しただけだから」

貴方『心配はいらないよ。私が好きなのは拓也さんだから!』

江口「うん。ありがとう」




その言葉に心から安心して頷くとニコッと笑うAちゃんに唇を重ねた
ゆっくり離れると相変わらず嬉しそうにニコニコしているAちゃんを見て心臓がキュッとなり頬が緩んだ
可愛いわ。まじで。




.

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はっとり(プロフ) - 79m645x7ftさん» ありがとうございます!更新頑張ります😖 (12月17日 21時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
79m645x7ft(プロフ) - ずっと好きでみさせてもらってます!!更新頑張ってください! (12月17日 20時) (レス) @page28 id: dad2f886bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はっとり | 作成日時:2022年12月13日 21時

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