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顔を上げるとそこには今まで見た事ないくらい怖い表情の長峰さんが私たちを見下ろしていた
坂本「な、長峰チーフ…!どうしてここに…!?」
長峰「君達がここに入っていくのが見えて不思議に思ったんだ。考えすぎだと思ったがやっぱり気になって来てみれば…何をしているんだ」
坂本「これは…違うんです!私達は彼女の歓迎会を!」
「そ、そうです!せっかくだから彼女にも1曲歌ってみて欲しくて!別に悪気があった訳では…!」
長峰「ふざけるな!!」
普段のクールさからは想像できないくらいの怒号に全員肩を震わせていた
長峰さんは私の手を取ると立たせてくれて今度は冷静に彼女達に言い放った
長峰「君達の事は上に報告させて貰う。厳しい処分になることを覚悟しておくように」
その言葉に落胆する彼女達を横目に私は長峰さんに連れられ外に出た
外に出ると同時に長峰さんに抱きしめられ驚いたがそれよりも今は悔しさと悲しさでいっぱいで涙が溢れて止まらなかった
長峰「ごめん!こんな事になってるのにも気づけなかったなんてチーフ失格だ…!」
貴方「そんな…っ」
長峰「本当にすまない。彼女達の処分はちゃんと」
その時突然後ろに体が引き寄せられたかと思えば拓也さんがいて目を見開いた
長峰「君は…」
貴方「たくや…!」
江口「…」
拓也さんは怖い顔で長峰さんを睨みつけると私の手を取り早歩きでその場を離れた
長峰さんに挨拶もできず何も言わずに歩き続ける拓也さんに必死について行った
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はっとり(プロフ) - 79m645x7ftさん» ありがとうございます!更新頑張ります😖 (12月17日 21時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
79m645x7ft(プロフ) - ずっと好きでみさせてもらってます!!更新頑張ってください! (12月17日 20時) (レス) @page28 id: dad2f886bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっとり | 作成日時:2022年12月13日 21時