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またソファでくつろぐ拓也さんをジーッと見つめると立ちっぱの私にニコッと笑った




江口「どうしたの?おいでよ」

貴方「…」

江口「Aちゃん?」




首を傾げる拓也さんに近づき隣に腰を下ろし、真剣な表情を向けた




貴方「たくや、おこってる」

江口「怒ってないよ」

貴方「んーん、おこってる、へん」

江口「そんな事ないって笑」

貴方「キスしてくれない」

江口「…」

貴方「なんで?わだじ、怒らせた?ちゃんと言っえ」




視線を逸らす拓也さんの手を握って伝えると優しく握り返してくれて安心して微笑んだ




江口「…勝手にヤキモチ焼いて拗ねてるだけだから気にしないで。ごめんね笑」

貴方「やきもち…あっ!長峰さん?」

江口「まあそんなとこ」




切なそうに笑う拓也さんを見て慌ててノートを持ってきて言葉を綴った




貴方『送って貰うのダメだった?』

江口「ダメって言うか…2人きりだと俺もちょっと嫌かな」

貴方『ごめんなさい!私そんな事も気づけなくて…』

江口「いいんだよ!俺が心狭いだけだから笑」

貴方『ううん、私も拓也さんが女の人と2人きりは嫌だから。私何も考えてなかった、ごめんなさい』

江口「俺の方こそごめん。大人気ない事して」




優しく頭を撫でながら言う拓也さんに首を横に振りもう一度ノートに文字を綴った




貴方『私付き合うの初めてで何がダメとか分からない事多いからちゃんと言って欲しい。拓也さんの事傷つけたくないし嫌われたくない…』

江口「俺もAちゃんと同じだよ。嫌われたくなくて言い出せなかった。でもそのせいでAちゃんの事傷つけたよな…ごめんね、これからはちゃんと言うから」

貴方「うんっ」

江口「もう怒ってないから安心して!」

貴方『じゃあ今度はキスしてくれる?』

江口「もちろん」




頬に手を添えられ目を閉じるとようやく唇が重なり嬉しくて飛びついた
衝動的に倒れ込み笑っている拓也さんに自分から唇を重ね舌を絡ませた




江口「Aちゃんってば大胆〜笑」

貴方「たっくや、ずき」

江口「俺も好きだよ」




お互い顔を合わせ微笑みもう一度長い長い口付けを交わした

最初は拓也さんの方から好きになってくれて私に気持ちを伝えてくれていたけど今じゃ私の方が拓也さんの事を好きな気がする
もちろん好きになった順番とかどっちの方が好きとか関係ない。こうして拓也さんの傍にいられて幸せなんだ




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はっとり(プロフ) - 79m645x7ftさん» ありがとうございます!更新頑張ります😖 (12月17日 21時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
79m645x7ft(プロフ) - ずっと好きでみさせてもらってます!!更新頑張ってください! (12月17日 20時) (レス) @page28 id: dad2f886bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はっとり | 作成日時:2022年12月13日 21時

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