声恋3【江口拓也】 (ページ17)

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その後、拓也さんがお風呂のお湯を溜めてくれたので2人で湯船に浸かった
初めての事で何も考えられずポケーっとしていると拓也さんが心配そうに顔を覗き込んできた

江口「大丈夫？どっか痛い？」

首を横に振り気を使わせないように微笑むと拓也さんの上半身を見るなりさっきまでの事を思い出してしまった
その瞬間思い出してしまう自分が恥ずかしくて戒めるかのように顔をバシャンッと湯船に沈ませた

江口「ちょちょちょっ、なになに！笑」

貴方「ブクブクブクブク」

江口「えぇ？なんて？？笑」

水中でゴボゴボしている私の顔を上げ楽しそうに笑っている拓也さんにキュンっと胸が締め付けられた
あ〜〜〜！好きだ〜〜！！

拓也さんの方に行きたくてうずうずしているとそんな私に気づいて「来る？」と聞いてくれた
色気がダダ漏れで終始ドキドキしていたが近づき寄りかかるとお腹に腕が巻きついた

江口「ありがとうね。俺の為に決断してくれて」

貴方「んーん、ずき、だから」

江口「俺も好きです。超好き」

貴方「ちょー、すきっ！」

江口「超超超超好き！！」

貴方「ふふっ、いっぱい！うれし、」

見上げて微笑むとお腹に回っていた腕の力が更に強まり私の首に顔を埋めた
ドキドキしながら拓也さんの腕に手を添え振り返り、おでこに口付けるとニコーっと嬉しそうに笑っていた

初めての事で緊張しっぱなしだったけど身も心も繋がれて嬉しい…
それにしても行為中の拓也さんいつもと雰囲気が違ったというか…色気が凄かった。
普段はちょっぴり子供っぽいというか…

江口「Aちゃん〜かわいーーー。ねーこっち向いてー」

こんな感じなんだもん。なのにあんなに大人っぽくて色気がダダ漏れな拓也さんは初めてで今思い出しただけでもドキドキする。

江口「ねえ〜聞いてる〜？」

貴方「…」

江口「Aちゃん？」

ボーッと見つめていると不思議そうに首を傾げる拓也さんに軽く唇を重ねて微笑むと一瞬キョトンとした後嬉しそうに笑いさらに強く抱きしめられた

江口「ねえーーーーかわいいんだけど〜」

貴方「たくや、かっこい、いづもより…かっこよがった」

江口「まじで〜？」

貴方「いづもかっこい、けど！」

江口「Aちゃんも可愛い。ずーーーっと可愛い」

貴方「んふふっ」

素直に嬉しくて頬が緩むとおでこにチュッと唇が重なりまたニンマリ笑顔を浮かべた

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