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試合後。


西川さんの盗塁に
中島さんの10球ファール、
中田さんのホームランに
有原さんのナイスピッチングで快勝。



そして皆 機嫌が良い。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー







「うわっ、」


首にピタッと冷たいものをあてられた。
振り返ってみればそこには




「あ、中島さん。 ……と西川さん。」


西川「なんかその言い方気に食わんわ〜」


「心臓に悪いんでやめてくださいよ」











西川さんと会話をしつつも
私の意識は中島さんにいっている。


ほぼ諦めてるはずなのに。




(というか今日の中島さんかっこよくない?
めちゃめちゃ盛れてるんですけど
加工カメラで撮ったレベルで盛れてるんだが)








西川「お前卓さん見すぎ」


「だって今日の中島さん盛れてるんですもん」


西川「は?」




よく言った。私。










中島「盛れてるってなん?笑」


「あ、全然分からなくて大丈夫です!」





いざ中島さんに話しかけられると、
恥ずかしくて逃げてしまう。

だからダメなんだよ、私。













早歩きで10歩ほど進んだ時、




中島「Aちゃん」




何回も名前を呼ばれてるけど、
未だに慣れなくて

でも嬉しくてすぐ振り向きたいけど緊張して
すこしためてから振り向く。





「はい、!」






振り向けばはにかみながら自分の肩を
指さす中島さん。

と西川さん。











「肩ですね?」


と応えれば、中島さんはコクリと頷く。







西川さんは中島さんにバレないように

(が ん ば れ)

と口パクで言ってくれた。

参→←壱



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作者名:ヤクルトハム | 作成日時:2019年6月15日 18時

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