弐 ページ3
試合後。
西川さんの盗塁に
中島さんの10球ファール、
中田さんのホームランに
有原さんのナイスピッチングで快勝。
そして皆 機嫌が良い。
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・
「うわっ、」
首にピタッと冷たいものをあてられた。
振り返ってみればそこには
「あ、中島さん。 ……と西川さん。」
西川「なんかその言い方気に食わんわ〜」
「心臓に悪いんでやめてくださいよ」
・
西川さんと会話をしつつも
私の意識は中島さんにいっている。
ほぼ諦めてるはずなのに。
(というか今日の中島さんかっこよくない?
めちゃめちゃ盛れてるんですけど
加工カメラで撮ったレベルで盛れてるんだが)
・
西川「お前卓さん見すぎ」
「だって今日の中島さん盛れてるんですもん」
西川「は?」
よく言った。私。
・
中島「盛れてるってなん?笑」
「あ、全然分からなくて大丈夫です!」
いざ中島さんに話しかけられると、
恥ずかしくて逃げてしまう。
だからダメなんだよ、私。
・
早歩きで10歩ほど進んだ時、
中島「Aちゃん」
何回も名前を呼ばれてるけど、
未だに慣れなくて
でも嬉しくてすぐ振り向きたいけど緊張して
すこしためてから振り向く。
「はい、!」
振り向けばはにかみながら自分の肩を
指さす中島さん。
と西川さん。
・
「肩ですね?」
と応えれば、中島さんはコクリと頷く。
西川さんは中島さんにバレないように
(が ん ば れ)
と口パクで言ってくれた。
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作者名:ヤクルトハム | 作成日時:2019年6月15日 18時