検索窓
今日:22 hit、昨日:0 hit、合計:30,289 hit

黒の暴牛 ページ11

.


ユノとはそのまま別れてAはアスタと合流した。


「おい、どんだけ長ぇ糞してんだてめぇ」

「ほんとすんごいのでたんすよぉ!」


『(うこの話は…)』


「ああ、キミ!まさかウチの団に入ってくれるとは思ってなかったよ!」

『あ、よろしくです…』


そこには入団試験の時にあったチャラそうな人がいた。何処かデレデレしているのがわかる。


「おい、いくぞフィンラル」


フィンラルと呼ばれたその人は空間に穴を開けた。
これが空間魔法というやつか。

穴をくぐると目の前には大きな建物。
どうやら黒の暴牛団のアジトらしい。


「『これが黒の暴牛の…』」

「なかなか立派なもんだろ」


アスタがそのまま突っ走って扉を開けると、いきなり炎が飛んできた。


「うぁああああああああぁぁぁ!!?」


吹っ飛ばされたアスタは地面に頭から着地した。


『!?』



「ようこそ最低最悪の魔法騎士団、黒の暴牛へ」



「まだ…まだだぁああああ!!」


アスタは直ぐに起き上がると、また突っ走った。
火の玉はまた飛んでくる。



「覚悟はいいなァ!!」

「いくないけど、やろうよ!」

「死ねぇぇぇぇ!!」


何やら団員が喧嘩しているらしかった。
それが日常茶飯事らしく、そこまで誰も気にしていない様子。


「ハージ村から来たアスタです!!よろしくお願いしまぁあす!!俺、魔法帝になりまぁあす!!」

『…(あ、誰もきいてないこれ)』


唖然としていると他の団員同士でも喧嘩し始めた。
まさに無法地帯だ。



「お前ら…物を壊すんじゃねぇえええ!!」

団長ヤミがそう言って壁を殴って壊すと、さっきまで騒がしかった団員たちが一気に集まってきた。
一応団長が慕われているということは分かった。

「このちんちくりんとちびが新入りだ。あー、名前なんだっけ」


「はい!ハージ村から来ましたアスタです!よろしくお願いしまーすっ!」

『お、同じくハージ村から来ましたAです!よろしくです!』

ハージ村と言うと、「ド田舎じゃねーか」とさっきまで喧嘩していたヤンキーみたいな人が吃驚していた。

.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
79人がお気に入り
設定タグ:ブラクロ , 黒の暴牛 , ユノ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

巫都 - 続き見たいです! (2020年12月29日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きつねうどん | 作成日時:2020年4月19日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。