いつだってキミは

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恭平:［母さんに、友達が女子を怪我させて、その女子に痣ができた。って、話をしたら、今の状況。そう、すぐに俺だってバレた。］


恭平:えっと、僕は、Aさんに、怪我をさせてしまいました。


肩に痣を作るような、大きな怪我をさせてしまいました。


すみませんでした。


母:あ、そうだったんですね。


恭平母:知っていらしたんですか？


母:あ、いえ。朝、学校へ行く前に、「ぶつけた」という事が分かって。


恭平母:この人が悪いんです。本当にすみませんでした。


母:いやいや、本人も走っていたと思います。


若い人は、1ヶ月もかからないで痣なんか消えますから。


恭平母:治ることは、本当に良かったです。


でも、こんな可愛い女の子に怪我をさせるなんて事をした、この馬鹿が、なにもしないのはおかしいと思いまして。


母:馬鹿なんて、そんな。


恭平母:馬鹿ですよ。周りをみながら扉を閉めるってことすらできない馬鹿ですよ。


ろくに人と関われないのに、関わるとなったら、怪我をさせた？


馬鹿ですよ。本当に、なんの為に生きているんだか。


A:そんな言い方…無いんじゃないですか。


高橋さんは、初めて会う人とコミュニケーションを取るのが苦手で、ポーナーフェイスなので、女子からは、怖がられています。


駿佑:［なに言ってんだコイツ笑］


A:でも、毎日楽しそうです。今、キッチンの下に隠れてる人と、毎日楽しそうに笑って話しています。


なんの為に生きてるか。聞かれてすぐに答えられる人はそんなに多くないはずです。


馬鹿じゃないです。頭、いいです。


授業中に寝てても、起きたらすぐに周りを見渡します。よく、周りを見てます。


高橋さんのお母さんは、きっと、高橋さんにフィルターをかけてます。


き、き、きょ、「恭平は、こういう子だから」「やっぱりダメだ」って。


フィルターは、いつでも剥がせます。


だから、フィルターを剥がしてみてください。


駿佑:おまえ、なに言ってんの？笑笑


A:え？てか、結局出てきてるじゃん！もぉ。


駿佑:恭平の母さん、恭平のこと知らなすぎですよ。もっと、ちゃんと恭平のこと知らないと。


まぁ確かに、こいつ可愛いですよ。(グイッ)


A:わっ。


駿佑:でも、怪我した本人も、走って柱に直撃ですからね。コイツ、アホなんで。


恭平も悪いことをしたかもしれないですけど、コイツも悪いですから。


恭平も事実ちゃんと言わないとだろ？

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