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変わらぬ一歩 * 05 ページ34

「ん・・・ぅん」

日差しの眩しさに寝返りをうつ。
ゆっくりと目をあければ、目の前には。

シ「おはよ」

昨夜の事を思い出すと恥ずかしくなると共に罪悪感も沸いてくる。上半身だけ起き上がりその場に腰かけるシルク。程よく筋肉がついた体は男なのに色っぽい。彼に抱かれたかと思うと・・・。集まる熱を誤魔化すように。

「ホント、いい体してるよね」

シ「ん?それ、夜も聞いた。それにAも、な?」

「えっち」

目があって笑い合う。やっぱりシルクはシルクだ。大好きな、大切な"友達"。

「シルク、最低なお願いしてごめんなさい」

シ「ん、まぁ、俺も俺で利用させてもらったし、お互い様」

利用とはなんのことだろう。それを言うのであれば、私がシルクを利用したと言うのに。その真意を聞こうとした、その時。シルクの顔が近づいて。

"チュッ"

リップ音と一緒に離れていく。
ニシシと笑うと大きく伸びをして。

シ「ありがとう、A・・・よーし、ここからはいつも通り!俺らは友達!」

「・・・シルク」

優しさが伝わってくる。涙が流れる。"昨日から泣きすぎ"とデコピンをもらうと、変わらないシルクの優しさにまた涙が出た。


* * *

シルク side


朝、Aにキスをして。
首筋や胸元に小さく咲いた赤い華を見て、あの瞬間は俺だけのAだった事を再認識する。そして、今はもう。悲しい気持ちもあるが、自分でも決めた事だ。すぐには難しいが、少しずつ。
時計を見れば10:00を過ぎている。今日はマサイの家で確か10:30から撮影・・・

シ「やべっ!!!」

慌てて、ベッドを出てとりあえず連絡すべく脱ぎ散らかした服をかきわけスマホを探す。見つけたら直ぐにマサイに電話を掛けた。

シ「あっ、マサイ!本当ごめん!遅れる、11時迄には着くからっ」

電話の途中Aに"下着くらい着なよ"と笑われて、自分が全裸なのに気づいた。かなり焦ってるらしい。

マ『下着くらい、ねぇ?まぁ、お待ちしてますよ』

電話口でニヤニヤとしたマサイの声が。どうやらAの声が聞こえていたらしい。兎に角だ。

シ「マジでごめん!急ぐから!」

そのままバタバタと準備をしてAには、こんな帰りかたで申し訳ないと謝ったが、笑って許してくれた。また連絡する事を伝え、家を出る。余韻に浸る暇を与えて貰えないあたり、らしいはらしいのだが。
そう思ったら、おかしくなった。

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設定タグ:夢小説 , フィッシャーズ , モトキ   
作品ジャンル:恋愛
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#Mitsumaru(プロフ) - めいみさん» やったぜ(笑)楽しみにしてます♪(`ω・´) (2019年2月17日 23時) (レス) id: 4e9cfe60b6 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - 雨さん» ありがとうございます!そう言って頂けるとすごく嬉しいです(つд;*)お話も終盤ですが、二人の恋を見守って頂けると嬉しいです♪ (2019年2月17日 22時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 届くまで*モトキ楽しく読ませてもらってます!キュンキュンしたり、ハラハラしたりとても面白いです、更新が待ち遠しいほど... (2019年2月17日 21時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - #Mitsumaruさん» 前恋と同じようにページ追加するので大丈夫ですよー(*´ω`*) (2019年2月17日 10時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
#Mitsumaru(プロフ) - あとページ、2pしかありませんが、、大丈夫ですかっ?!(;・д・)ノ (2019年2月16日 23時) (レス) id: 4e9cfe60b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meimi | 作成日時:2019年1月23日 18時

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