検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:92,857 hit

! 変わらぬ一歩 * 04 ! ページ33

シルク side


抱き締めた体は細く柔らかく、何度となく想像したそれよりも俺を駆り立てた。

Aの初めてを全部俺が。
叶わない事だと思っていたのに、今。

Aはそいつの事を忘れる為に俺を利用している。それは俺もわかっていて。
俺はいつも応援してるフリだ。本当はAを誰にも渡したくなくて。自分のものにしたいと思い続けていた。

心が無理なら、体は。
男を知らないAを。

関係を持っても、こいつが俺の事を好きにならないことはわかる。きっとそいつの事も忘れられない事も、わかる。今度はちゃんと諦めよう、応援しよう。だから、今日は、今日だけはAを俺のものに。

俺も、知らないそいつを利用している。
だから。

キスをすれば口を固く閉じていて。唇の柔らかさを楽しむ。

シ「舌、だして?」

チロっとだした可愛い舌に自分の舌を絡め口内を味わう。

Aから苦しそうな息が漏れる。
自分で脱ぎかけていた服を脱がし、肌に触れれば、ビクンと反応するA。

今この瞬間、Aが俺のである証を残したくて、首筋、鎖骨、胸、太もも、身体中に赤い華を咲かせていく。今まで抑えていた独占欲が沸き上がる。

着ていたものを全て取り去り、恥ずかしそうに俺を見る姿でさえ、煽りにしかならなくて。
急ぐ気持ちを抑え、俺も上半身の服を脱ぐ。

「海の時も、思ってたけど・・・いい体してるよね」

シ「惚れちゃう?」

「ふふっ、どうかなー」

"惚れてよ"

心で思いながらAの体を愛していく。触れる度に漏れる声、表情、俺しか知らない姿。全てを焼き付ける。

誰も触れた事のない場所に。

シ「大丈夫?怖い?」

「大丈夫」

ゆっくり、ゆっくり愛していく。

Aの瞳から流れる涙は痛みか、想いか。
そっと頬にキスをする。

動く度に漏れる甘い声。荒い息。全てが愛しくて、抱き締めた。

「シル、ク・・っ」

上り詰めるように激しさをます動き。
声、涙を流す表情全てを。

「・・・と、きっ」

そして、小さく溢れた知らない男の名前。聞き取れなかったが、消したくて名前を呼んだ。

シ「Aっ、好きだっ、」

どうか
上り詰める男のうわ言として聞いてくれ
これが本心だなんて
バレるわけにはいかないから

シ「Aっ」

「はぁっ・・シ、ルクっ」

呼ばれた声に、表情に。簡単に果ててしまった。
後処理をし、優しく抱き締めて、そのまま目を閉じた。肌と肌がふれ合う温もりを感じながら。

変わらぬ一歩 * 05→←!ATTENTION!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
145人がお気に入り
設定タグ:夢小説 , フィッシャーズ , モトキ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

#Mitsumaru(プロフ) - めいみさん» やったぜ(笑)楽しみにしてます♪(`ω・´) (2019年2月17日 23時) (レス) id: 4e9cfe60b6 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - 雨さん» ありがとうございます!そう言って頂けるとすごく嬉しいです(つд;*)お話も終盤ですが、二人の恋を見守って頂けると嬉しいです♪ (2019年2月17日 22時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 届くまで*モトキ楽しく読ませてもらってます!キュンキュンしたり、ハラハラしたりとても面白いです、更新が待ち遠しいほど... (2019年2月17日 21時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - #Mitsumaruさん» 前恋と同じようにページ追加するので大丈夫ですよー(*´ω`*) (2019年2月17日 10時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
#Mitsumaru(プロフ) - あとページ、2pしかありませんが、、大丈夫ですかっ?!(;・д・)ノ (2019年2月16日 23時) (レス) id: 4e9cfe60b6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:meimi | 作成日時:2019年1月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。