過去から今 * 04 ページ18
シルク side
目の前の女の子は、好きな男の事を想って涙を流している。俺は見たことのないAの想い人。
出会ってから1年が経つ。その間に仲良くなったメンバーで色んな所に遊びに行ったり飲みにいったりした。最初はただの友達だった、でもいつからか一人だけ、Aだけには違う感情が芽生え初めて居た。
自分でそれに気付いたのと同じくらいに、別の事にも気付く。Aは、凄くモテるのだ。何度となく告白されては断りを繰り返す。
断ったと報告を聞くたびに安堵した。たが、その反面なぜだ誰とも付き合わないのか気にもなっていたのだ。
その理由、"忘れられない人"がいると知ったのはつい数時間前。聞けば聞くほど、Aの想いは強く、俺の想いが届かないことを知った。
でも、好きだからこそ、側で支えたい、諦めきれない想いもあった。
ほろ酔いのAを駅まで送り届け、自分も家に向かう。
最近一人暮らしを始めた。といっても動画の撮影をスムーズに進めるために、ほぼ一人ではないくらいに友達が居るのだが。今日もこの後。
* * *
家に帰って、Aの泣いてる顔を思い出し少し切なくなりながら、カメラを準備する。今日の撮影は飛びっ切りバカっぽいやつにしてただただ楽しみたい、そんな気分だった。
"ピーンポーン"
インターホンが鳴る。オートロックを解除する。
程なくして玄関のドアが開いた。
モ「おつかれー！帰るの遅かったんだねー」
今日集まるメンバーはンダホとマサイ、モトキなのだが。確かモトキは。
シ「あれ？お前彼女と用事あるから遅くなるとか言ってなかった？」
遅くなるどころか一番乗りだ。何なら俺ですらさっき帰って来たと言うのに。
モ「あー、別れたんだよね」
機材の準備を手伝いながらあまりにも普通のトーンで話すもんだから、聞き流しそうになる。
放った言葉からは悲しさや辛さ等は特に感じない。
シ「お前さ・・・多くないか？」
モ「んー・・・続かないんだよねぇ。自分の時間が取られる感じがして、何か面倒になってさ」
シ「好きな子なのに、面倒とかねぇだろ」
モ「"好きな子"か。どうかな。"好きになれるかな"と思って付き合うんだけど、毎回無理なんだよね」
シ「そーかよ」
そんな話をしていたら、ふとAが浮かんできた。モトキは、来るもの拒まずでとりあえず付き合ってる、それに対してAは来るもの全て拒む。お互い知りえない二人があまりにも両極端で少しおかしかった。
シ「足して2で割てぇ」
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#Mitsumaru(プロフ) - めいみさん» やったぜ(笑)楽しみにしてます♪(`ω・´) (2019年2月17日 23時) (
レス) id: 4e9cfe60b6 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - 雨さん» ありがとうございます！そう言って頂けるとすごく嬉しいです（つд；*)お話も終盤ですが、二人の恋を見守って頂けると嬉しいです♪ (2019年2月17日 22時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 届くまで＊モトキ楽しく読ませてもらってます！キュンキュンしたり、ハラハラしたりとても面白いです、更新が待ち遠しいほど... (2019年2月17日 21時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - #Mitsumaruさん» 前恋と同じようにページ追加するので大丈夫ですよー(*´ω｀*) (2019年2月17日 10時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
#Mitsumaru(プロフ) - あとページ、2pしかありませんが、、大丈夫ですかっ？！(;・д・)ノ (2019年2月16日 23時) (レス) id: 4e9cfe60b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年1月23日 18時
